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T-139

ここは江戸。平賀源内の指導のもと、うさ子がからくりの勉強をします。
 
うさ子は2秒で勉強をなげました。
 
すると、2秒で勉強をなげると自動的にうさ子をひっぱたくからくりの目が光りました。
 
ペロカーニュポムン。
 
あたりが光に包まれました。
 
ちょっと生温かいのがイヤでした。
 
生温かいのもそのはず。中肉中背のおっさんたちが出てきたからです。
 
贅肉に浮かび上がる脂汗。ギラギラテカテカ光ってます。
 
うさ子はそのギラギラテカテカしたものに火を放ちました。
 
すさまじい勢いで燃え広がるその様は、まるで夢のようでした。
 
夢でした。
 
白昼夢でした。
 
我に返ったうさ子は、中肉中背のおっさん達に胴上げされてました。
 
セクハラです。
 
怒ったうさ子はデッキブラシでおっさん達を殴りました。おっさん達はとても嬉しそうです。
 
マゾヒスティックです。
 
気分が悪くなったうさ子は、おっさん達をほったらかして街に繰り出すことにしました。
 
手に100円をにぎりしめ、ニコニコと走り出しました。
 
「これでありったけの薬をちょうだい!」うさ子が入った建物はスポーツジムでした。
 
受け付けのお姉さんは面倒くさそうな顔でプロテインを差し出します。
 
うさ子はプロテインを受け付けのお姉さんに飲ませました。
 
お姉さんから妙な音がします。
 
ドドドドド… どうやら食事の時間のようです。
 
うさ子を丸飲みするお姉さん。
 
負けじとお姉さんに食いつくうさ子。
 
きれいな輪になってうごめいています。
 
うさ子はお姉さんを丸飲みに…え?いや、ちょっとまっ…
 
ペロカーニュポムン。
 
合体技です。
 
美しさ5点、テクニック3点、すばやさ6点でした。
 
「ちょ、イマイチじゃん!」小学生はゲーム画面を見て悪態をつきます。
 
「テストプレーのバイトも辛いなァ」小学生はリセットボタンを押そうとしましたが、
 
「ちょっと待ったー!!!」ゲーム会社の社員が止めに入りました。
 
勢い余ってファミコンを蹴っ飛ばしてしまいました。
 
その失敗をバネに社員が作った新作こそ、5000万本のヒットを飛ばす裁判ゲーム「逆転うさ子」なのでした。

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