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T-195

うさ子がみかんをむさぼり食べています。皮ごとしょうゆにつけて。
 
机の上には他の調味料が盛られた小鉢が並んでいます。
 
それを見る厳しく光る鋭い目が。そうです。レンホーゥです。
 
「このマヨネーズは要るんですか?」「味の引き立て」「必要ないんじゃないですか?」
 
必要以上に責め立てられたうさ子は、
 
すっぱそうなカオでくねくねしました。キューピー100周年ダンス気分です。
 
結局、仕分け人のゴリ押しにあって、うさ子の調味料は128種類削られました。
 
残った調味料は3つ。コンソメスープ、みそ、せんたくばさみです。
 
本当は0になるところでしたが、「せんたくばさみだけは!!」と死守したのです。
 
みかんの皮をせんたくばさみで絞り、汁を抽出するのです。
 
その汁をすかさず仕分け人に撃ちました。クリーンヒットし、心臓を貫き
 
いいかんじにつまんじゃいました。
 
「仕分けされるべきは、仕分け人そのものだったとはね…」
 
仕分け人は息絶えました。それを待っていたかのように空から無数の白いハトが
 
鳥葬にやってきて、仕分け人の体をモッリモリ食べ始めました。
 
残されたのは、せんたくばさみだけでした。あと鳥フン。
 
鳥のフンを無数に浴びたうさ子は、銭湯でシャワーを浴びてフローラルなかほりに。
 
風呂上がりの一杯は、もちろんバーボンです。
 
酒のまわりが早すぎて、すっかりのぼせてしまいました。
 
そののぼせ具合を見たおっちゃんは、うさ子の腹の上で上カルビを焼き始めました。
 
肉のアブラでうさ子の全身はトゥルットゥルになりました。うさ子自体が上質な肉です。
 
みかんの酸味も手伝い、いいかんじの風味です。
 
焼きあがった上カルビを食べながら、うさ子は考えました。「ラー
 
メンは別バラよね…」チャーハンの事は考えていませんでした。
 
うさ子はラーメンをすすりながら、おっちゃんを札束ではたきました。
 
餓死寸前のおっちゃんに買収は効きません。おっちゃんはうさ子を食おうとヨダレものです。
 
うさ子はそのヨダレを、そっとぬぐいます。
 
そしておっちゃんの顔面に…
 
ラーメンに入っていた174個のなるとを投げた!
 
おっちゃんの繊細だった心はコナゴナに砕け、体はゲル状になりました。
 
ゲル状になったおっちゃんは悪い心が浄化され、天使見習いに生まれ変わり
 
ナイスバディのおねーちゃんに襲い掛かりたいなと思いました。
 
早速発見しました。「ババァ結婚してくれ!!!!!!」
 
「私にその気はありません。それより本当に結婚したいんですか?必要ないんじゃないですか?」

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