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T-031

明日のうさ子は彼とおデートです。うさ子さんは緊張で夜も眠れません。
 
「ああっ、どきどきするわ。どうしましょう…ぐーぐーぐー」すでに寝ています。
 
そこへ現れたのはバク使いの少女です。「ふふ…入ってやるわ…」
 
うさ子の夢の中を見たバク使いは叫びました。うさ子の夢の色が蛍光ピンクだったからです。
 
「まぶしー!!目がイタイわぁー!サングラス、サングラスぅ~ーー!」あわてて探してます。
 
サングラスを探し当てた少女。しかしそれはタモリのだったため、オールバックに。
 
「もうお嫁に行けないワーー!!」うさ子の夢を見た報いです。バク使いは後悔しました。
 
「……んなわきゃないか」バク使いはまんざらでもないようです。
 
「よっし、まず、うさ子を探すわよ」と、バクに言って少女はバクと共にまっすぐ進みます。
 
「ほらバク、『そりゃないよ』とか言いなさい!」バク使いはごきげんです。
 
でもバクはごきげんななめです。
 
「うさ子のノリに感化されたか。常識人はおれだけとは…ヤレヤレ」バクは呆れました。
 
しかしその言葉を聞いていた人物がいました。うさ子です。夢 in うさ子です。
 
「何を言うの!?うさ子世界ではアンタは非常識なのよ!それに、そのつけづめ似合わないわヨ!」さりげにFC(ファッションチェック)です。
 
「つけづめなんでどうでもいいわ。あなたの夢をいただくわ」と言ったせつな、バク使いは飲みこまれました。
 
「まずは1人目、ふふふ…」うさ子は遠い目をしてつぶやきました。
 
そして目を光らせながら、うさ子自身の夢の中を歩きはじめました。
 
「バクの肉っておいしいのかしら♪」うさ子はすでに空気食う気満々です。
 
「ハハハッ…!待ちなさいよ、バク~~!」「やーだねー」雰囲気はまるで青春の浜辺です。
 
「つーかまえたッ!」とビーチフラッグの要領でバクの足をつかむうさ子。「今夜はバク鍋ねー♡」
 
生命の危機を感じたバクはこう念じました。「じっちゃん!オラに力を!!」するとどうでしょう。
 
「よ、呼んだかいのう?」大地が割れてじっちゃんが姿を現しました。「す、すげえ気だ…」
 
「3、2、1、ブー」そう言ってじっちゃんは大地の中に戻って行ってしまいました。
 
「させるか!」バクはじっちゃんを追って大地の中へ…。1人取り残されるうさ子。
 
「ばっちゃん!オラに力を!!」うさ子は真似してみました。
 
あたりには空しくこだまが響くばかりでした。
 
「おばあちゃん…。どうして…?あんなにおいしかったのに…」ガッカリするうさ子。
 
「あいつの事なんか忘れろヨ…」なんと、さっき割れた大地の中からうさ子の彼が顔を覗かせて
 
「これからはボクたちの時代さ。さ、一緒に行こう」と言うさわやかな顔をうさ子はボコりました。
 
「あ、2人目にしておこう」ボコられた彼をうさ子は美味しくいただきました。
 
「さて…どうしようかしら」うさ子は自分の夢の中で途方に暮れます。
 
「そろそろ起きようかなあー」うさ子は目覚めるために自分の顔を殴ってみました。
 
うさ子の顔は何回も殴ったせいでボコボコに腫れ上がってしまいました。
 
「…これじゃ起きてもボコボコで痛いだけだわ」そう思ったうさ子は、
 
また寝直しました。翌日、ハチ公前でいつまでも待ってる彼は、大量の血の涙を浮かべてたとさ★
 
おちまい♡

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