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T-055

最近うさ子は海を見て溜め息をつくことが多くなりました。というのも、
 
そろそろ年に一度の「ボディ・ザ・衣替え」の季節が近づいているからです。
 
「今年のトレンド、何色かしらね…。去年は派手メだったから、今年はシックなのがいいかしら」考えのまとまらないうさ子。
 
すると、遠くから誰かがうさ子を呼ぶ声が…。
 
「うさ子さーん、今年のボディのオーダーを承りに参りましたー!」サロン・ド・ムニエルの店主、猿山でした。
 
「あっ!!猿山!!いいところに来たー!!実は今年のカラーチョイスに悩み中なの…」
 
「ううーん、そうですねー。統計的に見ると、あえて『どどめ色』を選ぶお客様が多いようですよ」物憂げに猿山は言いました。
 
「どどめ色は3ヶ月前に食べたので、今年はあえてうぐいす色にするです」
 
「かーしこまりましたァ!今すぐにうさ子さんのお気に召すワンダフルかつソウルフルなボディをお作りいたします!」
 
「あっ!!今年は前年よりも足を2ミクロンほど伸ばしてね♡」注文の多いうさ子です。
 
憂いの溜め息が期待の溜め息に変わり、3日ほど経ったところで
 
ついに猿山からNewボディ完成の連絡が入りました。
 
「という訳でうさ子さん、お手数ですが私の店まで完成品を取りに来て下さいますか?」でもうさ子は少し不満です。
 
「はぁ?注文を取りに来てくれたならボディーも届けんの当たり前じゃない?つかあんた猿?」
 
一番気にしていることを言われた猿山は、小学校の頃名前が原因でイジメられたことを思い出しました。「んだとこの野郎!」
 
激しく、切なく、神経質にシャウトする猿山。うさ子はその勢いにタジタジです。
 
「わ、わ、わかったから、謝るから、取りに行くから。ネ?ゴメンってばぁー」ワビを入れるうさ子の誠意は
 
猿山に届きそうで届かず、猿山は奥義テレポーテーションでうさ子の前に来ていました。
 
「私にもやっぱり悪いところはあったと思うので、こちらから伺いました」待ちわびたうぐいす色ボディのお披露目です。
 
~ジャーミューン☆ポジティブandネガティブ♡~不思議な言葉と輝きでうぐいすは登場。
 
「やっぱり口は悪いけどウデの方は確かね!サ・ル・ヤ・マ♡」Newボディの出来映えにウットリマッタリするうさ子。
 
猿山は照れながらも「じゃ、ボディ代を39(サンキュー)円いただきます」と金を請求してきました。
 
「もちろんニコニコ現金払いよねっ!!じゃあ、来年まで…お別れね、猿山」うさ子はちょっぴりさみしげです。
 
「そんな、うさ子さんの御用とあれば、いつでも飛んで、踊って、ほふく前進でかけつけますよ」
 
「猿山、ありがとう。そうよね。アタシいつものアタシらしくないよね!それじゃあまたねッ!」最後に手を振って別れを告げるうさ子。
 
猿山は手を振りながら帰っていきました。MPが足りないので自転車で…。
 
猿山と良い雰囲気だったうさ子を良く思わないブルジョワなマダム日暮里が、悔しさのあまり電柱の影でハンケチを噛み千切りました。
 
「キーッあのうさぎ子を殺してやるー!!」マダム日暮里、名前まちがってます。
 
懐にしまってあったナイフを後ろからうさ子に突き立てました…が!
 
「甘い」とマダムを巴投げしたうさ子。マダムは星に、うさ子と猿山はステディになり、世界は今日も平和でした。

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