- 2012/05/31
- テキスト
T-223
「うっ…苦しい…!!」
正月の餅を、おじいちゃんが喉に詰まらせて顔を真っ赤にしています。
その横で豆腐を喉に詰まらせたうさ子が身体を虹色にしています。
うさ子を見捨てておじいちゃんを助けたおばあちゃん。その間にうさ子は
さなぎになりました。
おじいちゃんの口に突っ込んだ掃除機で、おばあちゃんはうさ子を吸い取ろうとします。
みるみるうさ子はダイソンの遠心分離技術でカレーとライスに分かれていきます。
おばあちゃんはカレーが苦手なので、ライスに塩をかけおむすびにしました。
基本無料です。
すでに規格外なので、追加料金が発生しています。
パケット定額に入っていないせいで、料金が大変なことになっています。
あまりに高額なので、明細書を見たうさ子は思わず
残りのカレールーを使って商品発明し一発稼ぐことに。
なんということでしょう!うさ子はうっかり間違って嫁いでしまいました。
海沿いの街、漁師の家に嫁いで早一年。漁に出た船の上で元旦を迎えています。
漁師は「今日も頼むよ」とうさ子にロープをくくりつけ、海に放ります。
うさ子はクリオネをたくさん取ってきました。
そしてうっかりその場で食べきってしまいました。
クリオネはナゲットにするとおいしいそうです。
全滅したと思われたクリオネですが、うさ子が丸飲みにしていた生き残りがいました。
クリオネは居心地の良いうさ子の体内に住まうようになりました。
その頃クリオネ界ではカバディが流行していました。
カバディのチャンプを極めたクリオネは、頂点に立った頃空しさを感じていました。
そこで、バディというアレンジ競技を考えました。
どこか熱苦しいクリオネは、サムバディトゥナイという曲を考えました。
大ヒットまちがいなし!!ということで早速CDを製作しました。
それを面白く無いと思ったうさ子は胃液で応戦することにしました。
胃液は地球を優しく包み込みました。
それにより、マグマが溶け出してきました。
外をカリカリに香ばしいデニッシュ生地で閉じ込めました。
つまりそれがナンです。パンではなくナンなのです。
そう、実は前半のカレーのくだりは伏線だったのです…なんということでしょう。
宇宙に住んでいるおじいちゃんが、そのナンをおいしくいただきました。
しかし喉に詰まらせてしまい…ナンということでしょう…。