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うさ子といううさぎのような宇宙人がいた記録

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2009年10月の記事は以下のとおりです。

T-185

うさ子は風邪をひいてしまいました。
 
ふしぶしが痛くて痛くてたまりません。
 
あまりにも痛いので、患部に味噌を塗る始末です。
 
痛すぎて逆に冷静になったので、病院に行くことにしました。小児科へ。
 
3時間待たされ、「異常なし」と5分で病院から叩き出され、釈然としないうさ子。
 
仕方がないので、かかりつけの医者へ行くことにしました。
 
「わくわくアニマルクリニック」へやってきました。院長の枠和久先生に症状を
 
口で伝えずに、手の表情のみで伝えました。
 
枠和久先生は納得したしぐさをしながらおもむろに牛乳パックを取り出しました。
 
「吸入しますから」
 
納得がいかないうさ子。牛乳パックを取り上げ、素手で切り開くと
 
枠和久先生を崖から突き落としました。
 
「わあーーーーーーーーーーーーーーーーぁあ?」ひょっこり戻ってきやがりました。
 
ヨーヨーの原理を応用していたのです。さすが枠和久先生。
 
「さすが先生。相変わらずすごいや!」物陰からでかい熊が出てきました。
 
生意気にもTシャツにオレンジのズボンも穿いていました。
 
先生に牛乳パックと新聞紙を渡し、「さあ…このうさぎを手術!だよね?」と言います。
 
急に枠和久先生の目つきが変わりました。完全にイッちゃってます。
 
「麻酔打ってカイボーしYOゼ!!」先生ノリノリ。戸惑う助手は
 
カメラを止めました。
 
熊は目を血走らせながら、うさ子を見つめました。
 
一度視線を外し、再びうさ子を見ました。これが二度見です。
 
つづいて三度見です。「ていうかウチ動物病院じゃないし。アニマルまで名前だぜ?」
 
枠和久先生、本名枠和久亜仁丸は、ニタリと笑ってバトルアックスを手にしました。
 
戦いの準備を始めましたが、何を思ったか裸で走り出しました。
 
「抱きしめて!世界の果てまで!」と裸でバトルアックスです。
 
先生は警察にしょっぴかれました。うさ子は病院メンバーこと先生を
 
とてもとても大切にしました。
 
たびたびうさ子関係で出動させられる警察がちょっとかわいそうだと思ったからです。
 
毎日、先生との面会に出かけます。
 
「なんでうさ子は裸でバトルアックスなんだい?」先生は気さくに問いかけます。
 
「とうとう人と自分との区別もつかなくなってしまったのね…wkwk!」と先生を不憫に思います。
 
そして、先生はこうも言いました。「裸でなにが悪い!」と。
 
うさ子は先生とシカをとりかえて、事なきを得たことにしましたとさ!

T-184

今日のうさ子は頭にバンダナを巻いたハリキリうさ子です。大掃除をするのです。
 
しかし家がありません。
 
あこがれのマイホームをゲットしようとして、いつものパターンで辺り一面焼け野原になっていたのでした。
 
そこで、大掃除をさせてくれる家を探すことにしました。
 
焼け野原を後にしたうさ子が最初に見つけた家は、全体的に白く、頑丈そうな柵に囲まれていました。
 
ですが、家自体はちいさく、さらに家の上に白い犬と黄色い鳥が寝そべっています。
 
よく見ると屋根は赤く、柵に見えたのは草でした。うさ子は大掃除をさせてもらおうと交渉を始めました。
 
「ハウマッチアーユー?」
 
「え、なんて?」犬はきょとんとしています。
 
「オー イヌシャベットル」うさ子は流暢な英語で続けます。
 
犬は呆れて小屋に入ってしまいました。
 
怒ったうさ子は小屋をいぶします。
 
その表情はさながらいぶし銀です。
 
数分後、小屋からいぶし銀の犬がでてきました。
 
鳥は黄金色になっていました。
 
パリパリでジューシーです。
 
いぶし銀のふたりは仲良く鳥を食べました。
 
すっかり意気投合した二人は、夜の街へと繰り出します。
 
街を大掃除しようと考えたのです。
 
ほどなくして、二人はパリパリでジューシーになりました。
 
街には誰もいなくなりました。
 
プリプリのチャーシューです。
 
「人類が地球のゴミだったということか」ありがちなセリフを吐きながら登場したのは、
 
なんか変な顔の人でした。なんか変な顔の人は続けざまに「ひざボヨヨン」と意味不明な事をいうと、「バーカ」と叫んで
 
カリカリに焼き上がりました。
 
なんか変な顔のチャーシューです。
 
改めて現場を見渡すと、なんとそこは食卓ではありませんか。
 
さっきからひとりでにごちそうが増えています。でもほとんどがチャーシュー。
 
よく見ると犬やウサギのような形をしたチャーシューもあります。
 
それらを楽しみにしていた巨大うさ子。今日は巨大うさ子のマイホーム完成パーティーなのでした。
 
しかしいつまでたっても一人のままです。誰も来ないのです。ひとりぼっちなのです。
 
結局やけになり、いつもの自暴自棄室内キャンプファイヤーで辺り一面焼け野原。あらたなチャーシューができましたとさ。ひざボヨヨン。

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