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うさ子といううさぎのような宇宙人がいた記録

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2010年01月の記事は以下のとおりです。

T-189

うさ子は悩んでいました。悩みが無いことに悩んでいるのです。
 
それはそれは幸せな悩みでしたが、隣にいた哲学うさ子が興味深そうに
 
ボールペンをカチカチカチカチさせつつ
 
悩みうさ子に投げつけました。ボールペンが刺さっても、悩みうさ子は上の空。
 
刺さった場所から血がビュービュー出てるのに気づきません。いや、気を失っています。
 
血が全て出た後、うさ子は閃きます。「そうだ、京都へ行こう」
 
しかし、メキシコから京都へはずいぶん距離があります。
 
とりあえず地面を掘り始めてみます。「……いける!」
 
来る日も来る日もボールペンで地面を掘り続けたうさ子。
 
やがて光が見えてきました。うさ子は地上に出ました。
 
「…ご臨終です」医師の懸命な処置むなしく、うさ子は失血死しました。臨死したうさ子の夢でした。
 
しかしそれは臨死体験、いつの間にか夢の方が現実になっていたようです。
 
結局、うさ子はカナダにいました。
 
「カナダって、どこだったかしら」地図を開いてみるも、それは、名古屋市営地下鉄路線図。
 
頭が魚の、スーツを着た奇妙な生き物が牛耳っていたような?
 
そんな気がします。何度見てもカナダの場所がわかりません。
 
仕方が無いので、車掌の恰好をした魚人に聞くことにしました。
 
「ユーアークレイジイ?」怒り出した魚人。うさ子はよくわからないまま殴られ、
 
訴えました。法に。
 
勝訴しましたよ、うさ子が。
 
今流行の裁判員制度で。
 
袖の下、大活躍。まあ結局うさ子には何倍もの罪が被さるんですけどね。
 
こうして、結果的にパクられたうさ子。
 
無一文なうさ子。仕方が無いのでスリを行う決意を表明し、
 
百叩きの刑が追加されました。
 
うさ子は増えていく罪に悩みました。それと同時に、快感に酔いしれました。
 
悩みが無いという悩みが消えていたのですから!!
 
どんどん罪を増やしていきたいところですが、行き過ぎると死刑なので、それも悩みます。
 
そこで、定期的に全裸になることにしました。
 
「うさ子の悪行」がみるみるうちに更新されます。ファンクラブまでできる始末。
 
いよいよあと一犯で前科百犯。ファンクラブ会員が固唾を呑んでうさ子を見守ります。
 
うさ子の町のシンボルキャラクターのハトに、らくがおをした罪をうさ子が犯しました。
 
狂喜乱舞のファンクラブ会員たちが会場になだれ込みました。
 
全員にボールペンを刺され、悦に浸るうさ子の顔が空に浮かんだ気がしました。

T-188

うさ子は最近のマイブームを紙に書き出しています。
 
好きな人の腕毛を、心を込めて絡ませること。
 
切った爪を、指ごとに分けて、伸び具合を折れ線グラフに書いてまとめること。
 
自分の身長をナノ単位まで調べ、増減に喜ぶこと。
 
人を心から愛せるようになったこと。
 
人の家のゴミ袋ストックの底を切って筒状にすること。
 
嘘をつみかさねること。
 
ひとしきり満足したうさ子は、アイスクリームを溶かして食べるため、
 
冷蔵庫の中で体操座りをすること。
 
と紙に書き留めたあと、書き出した項目分のアイスを取り出しました。その数なんと
 
も言えない状況になったこと。
 
ついつい「こと」で締めてしまうほど、マイブーム書きがうさ子の中で流行っているようです。
 
気分のノッてきたうさ子は、マイブームを人に押し付け始めました。
 
「うさ子のお願いをきくこと!!」近所の犬に押し付けたら、砂をかけられました。
 
「お前の中の常識は、俺の常識じゃねえんだ」…後に、犬(ベン・オス・14歳)は語る。
 
「ごめんね…アタシ間違ってた…」うさ子は謝りながらベンに砂をかけました。
 
頭にこんもり砂を盛られた犬は、動かなくなりました。
 
うさ子のマイブームに「犬の頭に砂を盛ること」が追加されました。
 
次はお隣さんに熱湯をかけることをマイブームにしたいと思います。
 
お隣さんの家はカミナリさんでした。仕方なく家中の窓を割ります。
 
しかしカミナリさんもさるもので、ガラスを割られることには定評があります。先読みしていたので、
 
カミナリさんはうさ子に熱湯をかけました。待つこと3分。おいしいうさ子が
 
ほくほくと湯気を立てながら躍り出ました。かまぼこ入り!
 
新メニューができました!カミナリさんは日頃の恨みをうさ子にぶつけ続けます。
 
どんどんかまぼこを入れるカミナリさん。
 
最後に電源を落として出来上がり!!うさカミナリラーメンの完成
 
には程遠く、まだここから天日で干して待つこと1ヶ月必要です。
 
熟成させたラーメンのうさ子汁は、バニラアイスの味がすると、そこらへんの子どもにブームを
 
巻き起こすべく、スーツケースにうさ子をつめて、飛行機のチケットを握り締め、
 
1ヶ月間の暇つぶしに出発したかったようです。
 
もうわけがわかりません。
 
もうしわけがありません。
 
もう、しません。
 
こうしてうさ子のマイブームから大ブーム大作戦!は失敗に終わったのでした。

T-187

うさ子は今日はごきげんです。ごきげんテレビです。テレビではないです。
 
数日続いた雨が上がり、久しぶりの洗濯日和なのです。
 
ごきげんのあまり、自分で耳をはさみ、洗濯してしまいました。すると…
 
思いのほか、早く乾きました。さすが洗濯日和です。
 
ごきげん日和です。
 
ごきげん日和のツーリング日和です。
 
こんな日和はめったにありません。うさ子は近所のギャル男とゲートボールにいそしみます。
 
「マジ天晴れっていうかゲートボールとか鬼アツいっすね」とギャル男は案外ノリノリです。
 
しかしうさ子はギャル男の言葉に今日初めての不服を抱き、取り除きにかかります。
 
数分後、ギャル男はバイリンガルになっていました。
 
日本語とスペッチョラ語を巧みに使い分けるギャル男。うさ子は、ちょっとがっかり。
 
本当はポルックル語をマスターしてほしかったのです。
 
うさ子のスパルタ教育と、1日15分のラクラクバインダー式テキストのおかげで、ギャル男は
 
創刊号だけは250円の魔法にかかりました。
 
しかし所詮は創刊号だけ250円。通常価格2500円では、誰一人買
 
わないので、ギャル男は状況を打開すべく、出版社に殴りこみました。カチコミです。
 
当たりました。むしろ刺さりました。バインダーが出版社の社員に見事に刺さりました。
 
テキストもすべて揃っています。
 
ずっしり重いです。
 
しかもブックオフから買い戻した物です。
 
バインダーが刺さったまま、和やかに談笑ムード。しかし内容は
 
猥談でした。いい大人達が中学生のように。
 
うさ子はピュアなのでとても話についていけません。うさ子は耐え切れず
 
女の子走りで部屋を飛び出しました。
 
その足でハードオフに向かいます。ジャンクを集めてどうにかしようというのです。
 
とりあえず、スピーカーを買いました。
 
ビデオデッキも買い、ごまんえつ。かかった費用は、ごまんえん。
 
ハロゲンヒーターも要るよね!お値段据え置きで、4万8千円。
 
うさ子の脳内ごきげんメーターが限界を超えました。
 
外付けのHDDを買ったので、それでなんとかしました。
 
HDDにたっぷり、大人たちの猥談を保存し、レッツ☆民事訴訟!
 
裁判所にて、証拠として猥談をたっぷり流すうさ子。
 
ごきげんパワーで押し切り、見事勝訴!!勝ったうさ子は、
 
思い出だけを胸に、今日もこの現実(リアル)を生きてゆきます。劇終。

T-186

72時間もネトゲにハマっているうさ子。どうやら悟りを開いたようです。
 
悟りの奥には、お菓子がしまってありました。
 
こっそり取り出したおガキ様をがっつり締め上げるネエサン。おかげでうさ子は平気です。
 
今日のお菓子はウエハースでした。
 
ウエハースをむさぼり食ううさ子。おガキ様はその様子に不服です。
 
折角ついていたシールに、うさ子が見向きもしないからです。
 
おガキ様は、悔しさのあまり泣き出してしまいました。
 
その様子を爆笑しながら見るうさ子。つでにシールをおガキ様の額に貼りました。
 
これにはさすがのネエサンも怒ります。シールは台紙から剥がしてしまっては、価値が落ちるのです。
 
お魚をくわえてうさ子を裸足で追いかけました。
 
「くらえっ!まぐろビンタ!!」2メートルはあるだろう本マグロをネエサンは
 
スラムの子ども達に分け与えました。
 
何というツンドラ。氷山も溶けてしまいました。
 
このままではスラムが水没してしまいます。
 
まあいいです。
 
あっという間にスラムは水没し、100年後にアトランティスと呼ばれるようになりました。
 
何かの使命感を全うすべく、100年待ったうさ子。仙人化した様子。
 
「ワシも、永く生きすぎた…」そろそろ後継者の季節です。
 
うさ子仙人は、そこらへんの空き地にいたガキ大将をてきとうに
 
「キミに決めた!!」とハイテンションで指名しました。
 
それは、かつてのおガキ様の血を引くものでした。
 
「やっぱやーめた!!」それを察したうさ子仙人は、指名を取り下げました。
 
「…と見せかけて」「やっぱやーめた!!」の繰り返し。ガキ大将は悲しくなり
 
心の友に相談しました。モルツくん(ブルガリア在住)に。
 
モルツくんは話を聞いて怒りが頂点に達しました。
 
そのまま蒸発しました。
 
まあいいです。
 
結局、後継者はウエハースに決まりました。
 
うさ子の腹の中でウエハースは言います。「いやもうオレ腹ン中だし」
 
後継者が絶える前に、ウエハースはうさ子の体内にいたビフィズス菌を指名しました。
 
ビフィズス菌は分裂して、世界中のうさ子をかもしました。
 
世界中のうさ子はヨーグルトになりました。
 
人間とかは無事です。ヨーグルトをむしゃむしゃ食べて、元気いっぱいです。
 
じゃあそれでいいじゃん。

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