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T-220

「ホゥアチャーーーーーッ!!」
 
「ホゥオオオーーーーー!!」
 
「タァイヤァァアァーーーーー!」
 
「ハァ、ハァ…ッ、ハァ…」
 
「ガハァッ!!……!」
 
「YOU WIN!」
 
「YOU WINDOWS!」
 
「だあぁぁ!!また負けたわ何このクソゲー!!」うさ子は絶叫します。
 
「CONテニュー!」ハンパにカタカナ混じりで余計イライラします。
 
「もうこんなのガメオベラよ!!」ゲームの電源を切り、半分過ぎた休日を後悔。
 
「そういえば飲まず食わずだったわ…」マックに向かうことにしました。
 
入り口前のベンチに激しい笑顔のピエロが偉そうに座っています。
 
「やらないか!(バイトを)」
 
「ホゥアチャーーーーーッ!!」
 
ピエロにフライングクロスチョップをかましたうさ子は
 
そのピエロの代わりになることを強いられました。
 
嫌々なので、全く集客をする気がありません。声も出さずにボンヤリしています。
 
売り物をもっしゃもっしゃわんぱくにつまみ食いします。
 
油の中から直に食べます。
 
うさ子はめんどくさくなって油にダイブしました。
 
中には文明が栄えていました。
 
文明開化したうさ子は、とりあえず火を起こしてみました。
 
油に引火しました。
 
その晩、店のブログも炎上しました。
 
人間は脆いなあ、とうさ子はしみじみ思いました。
 
そして人間に代わりこの世界を治めることに決めました。
 
まず汚物を消毒するために大量の塩をまきました。すかさず関取も塩をまきます。
 
ムカついたうさ子は岩塩で関取を殴りました。
 
殴った拍子に塩を含んでしまったうさ子は
 
塩子へと成長できました。
 
塩子は「私はヒトに必要不可欠な存在です!」と人々に訴えています。ローカルTVで。
 
塩はともかく意志を持った人間以外の生き物を排除したがる地球人は、塩子を
 
スカイツリーの展望台へとじこめました。
 
塩子はいいかんじの佐藤になり、
 
スカイツリー佐藤として今日もてっぺんで叫ぶのでした。「ホゥアチャーーーーー!!」

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