- 2008/12/13
- テキスト
T-134
「ミンナガ カエッテクル」牢獄の中で1人体育座りでつぶやいたうさ子。
「オムカエニ キタワヨ」迎えに来た人々は、なんか半透明です。
「よっしゃ!いっちょやってみっか!」ステキな笑顔 with ウインクで昇天にレッツ☆チャレンジするうさ子。
でも、できたのは脱皮だけでした。
「ヨクキタナ、ウサコ。ライフヲ マンタンニシテアゲヨウ」コナミマンが来て皮を着せてあげました。
「剥いたのに何かぶせてんのよ!」二度手間をこうむるハメになりました。
一度は脱皮できたのに…なんということでしょう!脱皮ができません。
「マッテラレン。サラバ」迎えに来たコナミマンは帰ろうとしました。
半透明の人が乗り移ったまま。
飛び立つ直前、コナミマンは失速し陸に墜落。ぐったりしています。
「目がうつろですッ!」かけつけたレスキュー隊員はこれを重く見て、
目潰し攻撃をしました。-10ポインツです。
うさPがハリセン片手に割り込んできましたよ。
「お前たちはダメだ!!」レスキュー隊員にダメ出しです。「毎日毎日人助けばっかりか!!」
言いながらうさ子がレスキュー隊員の頭をハリセンではたいていきます。すると
キュンと赤い実が弾けたのに気づきました。お相手は隊長のゴリスン=シュブクロ。
ゴリスンはうさ子に救命道具一式を渡し、告白しました。
「コロシタイ☆ほど☆ラヴユー!!~ハリセンラプソディー~!!!」
しかしうさ子にはその気が無かったので、救命道具の中に入っていたばんそうこうを
ゴリスンの口に×の字で貼り付け、スタスタと歩いていきました。
ゴリスンたんへのイメチェンに成功したゴリスンは、イメージを確固たるものにするため、
修行を始めました。イメチェンの師、うさ子仙人はこう言いました。
「無理」
それを聞いてゴリスンは、「あ、ツンデレなんだな」と思いました。
うさ子仙人は「無理…無理…無理…」とつぶやきながら舞台のそでへと引っ込みました。
「ツン分が足りない…ツンツンツンツンツンソン…」Xmasシーズンはすぐそこに。
うさ子仙人は次第に溶けてゆきました。
デレデレと音をたてて溶けてゆきました。
そして山から川、川から海へと流れ、完全に気化したゴリスンは
世界を見守る自然界の風となって、今もどこかの森で吹き抜けています。-完-