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T-176

うさ子Aがあらわれた!うさ子Bがあらわれた!
 
倒しても経験値は少なく、もらえるお金も少ないわで、劣等感いっぱいの敵です。
 
しかも異常にすばやく、攻撃が当たりません。
 
ためしにうさ子Aにトマトを投げつけたところ、うさ子Bがおいしくいただきました。
 
逃げたい勇者でしたが、逃げると所持金が減るので迷っています。
 
もたもたしていると、うさ子Bが仲間を呼んでしまいました。
 
「あー!もう、だから言ったのに!」たかしのプレイを横から見たたけしが口をはさみます。
 
それが、たけしの最後の言葉でした。
 
うさ子Bがたけしにトマトを投げつけたのが原因です。
 
ゲームとリアルが入り混じった世界になってしまったわけです。
 
どことなくたかしくんの顔がドットです。
 
代わりにうさ子が現実の体を持ってしまいました。そこへ現れるたかしのカーチャン…!!
 
カーチャンはフルポリゴンでした。
 
カーチャンは頭のポリゴンを1ドットずつ外し、うさ子に投げつけました。
 
うさ子はCG感バリバリでくねくね踊り、すいすい避けていきます。
 
エフェクトが派手すぎて、だんだん見えなくなってきました。
 
処理落ちどんと来い!なレトロゲーム世代のカーチャンに、その動きを見切るのはたやすいことです。
 
的確にうさ子の眉間を突きました。
 
うさ子はまっぷたつに裂けました。たかしはその様子をJリーグカレーを食べながら
 
巨大化しつつヘラヘラ眺めています。「アルシンドにーなっちゃうよー」
 
まっぷたつになったうさ子は、とてもくやしく思いました。
 
思っていたら、うさ子の体が1つにつながり、たかしはアルシンドに
 
「トーモダチナラ ゴセンエン ニヒャクグラム」
 
と言おうとしましたが、そろそろ「ゲームは1日1時間」のタイムリミットです。
 
時間までにセーブしないと、全員消えてしまいます。
 
「むしろ全員消してやろう!!」悔しがるうさ子は大虐殺を決意。
 
「ニャーン」うさ子の決意もむなしく、ゆきずりのネコによってゲーム機シャットダウン。
 
「いかがですか?このRPG。製作費2000億の大作ですよ!」
 
「スタッフ全員代○ニ出身の超エリート集団ですよ!」
 
「そしてボクは責任の無い1日販売バイトですよ!」
 
その刹那、うさ子の頭が真っ白になり、
 
ピンク部分が空一面に広がりました。
 
それが膜となり、太陽熱をさえぎってしまいました。
 
TV画面が暗くなったおかげで、たけしとたかしは現実に戻ってこれました。よかったね。

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