- 2010/10/23
- テキスト
T-199
今日はトウモロコシをもらいに農家へやってきたうさ子。
三日三晩何も食べていないので、無心に、というわけです。
人のいないところを狙い、トウモロコシを自分の頬袋に仕込む作戦です。
要するにドロボーです。しかし今のところ捕まったことがないので自称合法です。
クスリで農家の人が眠っている間に仕事にかかります。
「今日も家事全般とその他雑用、完璧にこなしてやったぜ…ハハハどうだ!」
そんなうさ子に農家の人は夢の中で感謝しました。
次の日、農家の人は6体の地蔵にカサをあげにいく事にしました。
しかし、剣の雨は藁のカサでは防げません。農家の人の残機が1減りました。
うさ子は残機をMAXにして、今日も合法ドロボーにいそしみます。
トウモロコシとひきかえに安眠と家事雑用を。そんな持ちつ持たれつの関係がしばらく続き、
やがて終わりを迎えました。
128機を通り越して0に戻ってしまったことを嘆いたうさ子はやがて
トウモロコシの栽培を始めました。アメリカで。
そして出来たのが、見渡す限りの、干潟です。
うさ子の中でモロコシブームは去っていたので問題はありません。今のブームは、ズバリにぼし。
うさ子はこのブームに乗っかりました。ついでに友達のセレブうさ子も乗っかりました。
多くのうさ子がにぼしに押し寄せ、一般流通に乗らなくなる始末。
にぼしを手に入れられないうさ子たちは暴徒と化しました。これが後の『にぼしいっき』です。
にぼしを求めて魚市場を襲ううさ子。困った農家の人は
「帰れ!!」と言いました。
猟師の人たちはわりと冷めていて、ツーリングとオセロに夢中でした。
以前のイザコザから、農協では『生死問わず』のおふれがきが出ているのです。
うさ子はにぼしに飽きました。セレブうさ子はにぼしを食べ続けます。
ブームに乗じて近くの国からそあく品を大量入荷した業者が失業に追いやられました。
農家のまわりはダンボールハウスだらけになりました。
ダンボールを組み合わせて3LDKの家を造りました。うさ子ご満悦!!
そして失業者を住ませてはダンボールを踏み潰していきます。
でも4つ目で飽きてきました。
ご覧ください、この根気の無さ。これこそが、うさ子が失業している理由なのです。
うさ子はそれを嘆き、根気が出る薬を2分で開発しました。
3分後には、薬を普及させる気もうせました。飽きっぽいってレベルじゃねえぞ。
歩くのもいやになったので、移動はほふく前進です。
ほふく前進に目覚めたうさ子は、やがてギネスに挑戦
見事ギネス掲載を果たすのでした。トウモロコシの生産量で。