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T-003

あるところに、「うさ子」という名の宇宙人のうさぎのようなモノがいました。
 
そいつの口ぐせは「いやーんマッチョムキムキドローン♡」でした。
 
だからうさ子はマッチョが好みなのです。
 
そんなうさ子が好きなのは、学年でいえば2つ上のひとしくんです。
 
ちなみにタレントでいえば、在りし日の「ムキムキマン」も範囲内です。
 
うさ子は愛しのひとしくんにアタック!!しようとある計画を企んでいました。
 
その名も「ひとしくんとラヴラヴハネムーンを目指せアイドル一直線!」です。その内容は…
 
1.ひとしくんをゆーかいする。
 
2.その後、カンキンする。
 
…いや、カンキンはやばいので軟禁です。
 
3.そのまま木箱に入れて羽田から荷物扱いでグアムあたりへ飛ばします。
 
4.その木箱を2週間ほど放置する。
 
5.インプリンティングのためにひとりであけ、親だと思わせる。
 
6.親になったら……だめじゃん
 
そうですね。目的は親ではありません。変…じゃなくて恋人です。
 
7.ひとし君の家に突然おしかけます。
 
8.「探しあてたら、即結婚!」という、いい加減な約束を両親に取り付けます。
 
注.両親が抵抗したらガソリンとライターで脅迫します。
 
「まあ…そんなもんかしらね」とうさ子は指をパキポキならしました。
 
うさ子はさっそく準備に取りかかりました……が最初に取り出したのは……ねずみ取りでした。
 
まず、エサ(チーズ)をねずみ取りにセットします。
 
そして床に置いたとたんに作動させて指をはさんで「あだーーーっ!!!!」(お約束?)
 
よけられた場合のこともあろうかと、またいだ先に落とし穴。横にずれたらバンジステーク(トラップ)を仕掛けました。
 
うさ子は指にねずみ取りをはさんだまま次に軟禁用木箱を用意しました。
 
「まてーーー!!」突然でかい声がうしろからしました。「なに?」「そんなことはさせん!」
 
そう、背後から聞こえてきた声の主は……うさ子のライヴァル西川きよし(オス)ではなく
 
うさ子のことが大好きな、ハタ迷惑男の……。
 
武者小路くんですっ!!ドドーーーン(効果音)
 
錦鯉と共に登場!!
 
「マイハニぃ~♡何故そんな年上男が良いんだい?」そう、武者小路くんはうさ子のクラスメイトでした。
 
「なによなによ!アンタなんてオトコじゃない!」実はうさ子はオスで、ひとしくんは女だったのです。
 
「いいじゃないか、愛に性別も人種もかんけーないよ」と武者小路くん。
 
「ああぁもう…!アンタとは話したくもないっ。あっちへお行き!!」
 
「そんなわけにはいかないよ。ほら、僕らには赤い糸が…」2人はいつのまにか赤い糸でつながっていました。
 
そしてうさ子の全ての指に赤い糸が……(浮気性)
 
「こんなものぶっちぎってやるわ!!」うさ子は赤い糸を食いちぎり、猛ダッシュで逃げました。
 
「まーちーくーさーれェェェ」どこまでも武者小路くんは追ってきます。「えぇいもどかしい!今だ必殺!!
 
『イヤーンマッチョムキムキドローンッ♡』!」
 
「ぎょわあぁぁっ。」うさ子の言葉で空からひとしくんが降ってきました。しょうかん魔法なのです。
 
「どがっ」うさ子の頭にひとしくんが加速度つきで命中しました。
 
♪う~~ん、加速度gは9.8m/s^2~~~♪
 
ひとしくんの頭は20cmほど裂けました。(うさ子は無事)
 
「いてぇ!!お前なんかキライだ!!」ひとしくんは怒って帰ってしまいました。(裂けたまま)
 
「いやぁーーーーーーー。ひとしくーんカムバーーーーック」うさ子は血の涙を流して叫びました。
 
「ぼくがいるじゃないか、ハニー♡」武者小路くんは頼まれてもいないのにここにいます。
 
「こんのやろーしつこいんじゃバカタレーー」うさ子は武者小路くんの首に手をかけました。
 
その時!!うさ子が首にかけてた赤い卵みたいな首飾りが血の涙を流しはじめ…。…辺りが暗くなりました。
 
「何!?なんなの!?」うさ子は興奮して武者小路くんの首をちぎれんばかりにしめています。
 
「きゅー!」武者小路くんは2つにちぎれてしまいました。
 
しかしうさ子はそんなことに気づかず、武者小路くんの頭をトマトのようにつぶしました。
 
まるでスプラッタです。げしィィッとうさ子は武者小路くんをけとばしました。
 
がしかし!突然武者小路くんの身体に雷が落ち、ショックで身体が起き上がりました。
 
その他大勢「我ら喜ばれざる者に闇を!!」新しい使徒が誕生したようです。
 
「うさ子危ない!」うさ子におそいかかる使徒武者小路からひとしくんが守ったのです。
 
「していらーーーん!!」うさ子はひとしくんをもはねとばし、神の力を手に入れていました。
 
かみの力を手に入れたうさ子は、もうひとしくんは用無しのようでした。
 
「おほほほほっ。神の力を手に入れたからには、もうあなたは必要ない!」
 
「待ってくれうさ子!落ちつけ!落ちつけっ!!」とひとしくんは言う前にふっとばされてお空の星になりました。
 
ひとしくんがふっとばされたとどうじに射った大砲がうさ子のみけんにヒット!うさ子はそのまま、シボーーン。
 
亡くなったうさ子を見てショックを受けた使徒(武)も自殺をはかり、そこは静寂に包まれた大地になりましたとさ。
 
でめたし、でめたし。

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