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T-105

続いてのニュースです。
 
と、うさ子の家で飼ってるインコが喋りました。3ヶ月教え込んだ甲斐があったってもんです。
 
そんなインコも、今では立派なヒヨコになりました。
 
きっと明日にはタマゴになっていることでしょう!
 
しかし、ハマゴになっていました。
 
ハマゴってなに
 
え、ハマゴ知らないの?
 
そんなものはない
 
ないので、無かった事になりました。インコはなおも「続いてのニュースです」とつぶやいています。
 
するとニュース沙汰の事件が3つ隣の星で起こりました。
 
インコ出動です。
 
しかしインコはカゴの中の鳥。寂しそうです。
 
そこでうさ子は、ハマゴを連れて出動しました。
 
なーんだ、ハマゴってインコの名前だったのネ!
 
うさ子は、そう思う事で現実から目をそらしたのでした。
 
そのとき、3つ隣の星では事件が治まっていました。
 
これでは面白くありません。うさ子はNASAでギャーギャー騒ぎました。
 
「マシュマロー!!わたがしー!!キャーラメルー!!」エレキギターでシャウトです。
 
するとNASAで開発された『自動おかしあげマシン』が起動し、うさ子に無理矢理
 
丘の仕上げを任せ、自分は逃げました。「なんでアタシが丘を作らなきゃいけないのよ!」
 
と抗議しましたが、『自動しらばっくれマシン』が「何でしたっけ」の一点張りでなかなか話を聞きません。
 
そもそもうさ子がいるところも『自動NASAマシン』の中だったりします。
 
このままではらちがあかないと感じたうさ子は、しぶしぶ丘を作り始めました。
 
「仕上げだけでいいのに」マシンがいやな笑顔を見せます。
 
しかし「うるせー!!!」うさ子はシャウトすると、魔法で砂丘に変えました。
 
サララーリ
 
みるみるおかしあげマシンも風化していきます。
 
そしてマシンが全て砂と化したことで、ニュースが1本できあがりまして。
 
それを『自動ニュースをはしょって読み上げマシン』が読み上げました。「砂が、すげえよ」
 
インコがダメ出しをします。しかし「続いてのニュースです」しか喋れません。
 
「続いてのニュースです」「砂が、すげえよ」意味がわかりません。
 
うさ子はもう見るのも聞くのもうんざりしました。
 
その横で『自動うんざりマシン』が見事にうなだれていました。
 
なんでもかんでもマシン頼りのこの星が嫌になったうさ子。よく見るとインコもマシンです。
 
そこでうさ子はマシンの無い星へと移りました。そしてハマゴと楽しく暮らしましたが、結局ハマゴって何。
 

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