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T-104

明日はついに全国大会です。
 
皆、己の『うさぢから』を試すため、ハリキッております。「『うさぢから』って何?」
 
全員わからないので、とりあえず会場に行ってから受付で聞いてみる事にしました。
 
「すいません」「何ですか?」「あの、うさぢからって…」と言うなり、受付の人の表情が一変しました。
 
「アナタ達がそれを口にするなんて、ひゃーくまんねん早くてよ!!」本末転倒です。
 
うさ子達は逆上して、あらゆる音楽家を口にしようと、ナイフとフォークを持って世界中に散りました。
 
そう、今ここに全国大会の火ぶたが切って落とされたのです。
 
「ヨーイ、ドン!」ただのかけっこでした。
 
走る音楽家たち。「さあ、はったはった!」うさ子達はギャンブルに走りました。
 
まずは競馬です。たくさんの名馬が軒を連ねる中、うさ子達は我先にと馬に乗り込みます。
 
…1人残らず振り落とされてしまいました。しかしうさ子達も負けてはいられません。
 
馬を背に乗せダッシュです。四方八方に走ります。
 
そんな状況を見て、競馬ファンは怒り狂いました。レースにならないからです。
 
ファン達は馬にムチを持たせました。馬は手に持ったムチでうさ子らを調教します。
 
そんなゲームをやっているプレイヤーうさ子。コントローラを投げ捨てます。「ダビスタ!!」
 
しかしそれだけでは治まらないうさ子。ゲーム機まで投げ捨てます。「プレステ!!」
 
そして母親に投げ捨てられるうさ子。「モノをそまつにしちゃいけません!」
 
そまつに投げ捨てながら、そう叫んだのでした。
 
そのままうさ子はゴミ収集場所に着地。実際、そまつになりました。
 
たまたま通りかかった1人の男がそのうさ子を引き取りました。
 
そまつなパンと交換するために沼地の村へ行こうかなと思いましたが、
 
「やめようぜ」とうさ子が言いました。
 
「嫌だ!」1人名乗り出たうさ子がいました。独立です!!
 
失敗です!
 
でも、よくがんばりました。
 
おしまい…にする訳にもいかないので、一致団結してストライキすることにしました。
 
失敗しましたよ?
 
ということで、何も成功しないうさ子は一旦実家に帰る事にしました。
 
家にはカギがかかっていたので、それぞれこじあけることにしました。
 
失敗したように見えましたが、なんとか家には入る事が出来たうさ子達。
 
これでくつろぐ事が出来ます。本当は他人の家ですがおかまいなしです。
 
「んなわけないじゃろ!!」キレたおばあちゃんがちゃぶ台を…!!
 
食べさせたー!!「どうですか解説のうさ子さん」「これはですね、うさぢから80%というところですね」
 
「ついにやりました!新記録です!!」こうして今年の全国大会は幕を閉じたのでした…。
 

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