エントリー

T-190

「なんでこんなことに…」部屋の中にできた血だまりを見て、呆然とするうさ子。
 
その血だまりに手をやり、体中に塗りたくるうさ子。これぞ真紅のうさ子也!
 
なんてことをしているうちに、警察がやってきました。
 
いちもくさんに逃げ出すポリスメン。これは…毒ガス?
 
歯にびっしり正露丸を詰めたまさおでした。
 
「たすけ…」と言葉を残し、土間に倒れるまさお。それを見てうさ子は一言
 
「どうして水を飲まないのかしら…」と分析しました。
 
分析した結果、まさおは極度の水嫌いということが判明。怒ったうさ子は
 
まさおを蹴りました。
 
そのショックで口からぽろぽろ正露丸をこぼすまさお。臭さ120%超。
 
びっくりして転んだうさ子の体は、正露丸まみれになりました。
 
うさ子は、臭みをコーラをかぶって揉み消しました。ねりわさび臭が漂ううさ子。
 
血、正露丸、ねりわさび…この3種類の臭いが混ざって出来る臭いは、
 
すれ違う者全ての鼻を捻じ曲げ、逆に虜にしてしまいました。
 
なんてことをしているうちに、警察がやってきました。
 
警察すら虜にしたうさ子。どうやらある事件の犯人と警察を一度に集めてしまったようです。
 
「犯人は、この中にいる!」警察を除けば、容疑者は2人。1人は
 
うさ子、もう1人はうさ子!!「やっべえ犯人アタシしかいないじゃん!!」とうさ子。
 
仕方なく自首しました。
 
てじょう☆がちゃり
 
しかも腹に。
 
2人のうさ子が手錠で繋がりました。手錠で生まれる愛。
 
「アタシ…お嫁に行きそびれたら、アンタのとこにでも行こうかしら」とうさ子A。
 
「アタシンチ…イツデモ、コイYO…★」片言で答えるうさ子B。
 
この5日後に、うさ子Aはどこかの富豪にお嫁に行くことになりました。
 
ああ、現実って、ざん☆こく
 
うさ子Bは泣いて泣いて笑い続けました。
 
その富豪が経営している会社の、すべての株を買い占め、ひそかに仕返しをしました。
 
愛に生きたうさ子は、金と権力に堕ちました。
 
きょがくのとみと、めいよとけんりょくにおぼれまくったうさ子達は、
 
すべてをグランドラインの向こうに置いてきました。
 
「これで…良かった…んだよね」夕日にそう言ううさ子は、AかBかわかりません。
 
けれど、そんなことはどうでもいいのです。AかBかなんてことは、問題ではありません。
 
なぜなら、そのうさ子は、Cだから。

ページ移動

ユーティリティ

うさ子ログ新着

T-225
2014/09/24
T-224
2014/09/24
T-223
2012/05/31
T-222
2012/05/30
T-221
2012/05/29