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T-002

「ルルル~♪」軽やかな歌声。今日もうさ子はテント暮らし。カレー鍋を持ってくるくると踊ります。
 
「さあ、今日もカレーを作ろう」とうさ子はテント内で栽培しているミート納豆をとりにいきました。
 
ミート納豆は心のオアシス。うさ子はミート納豆に加え、近くで栽培しているまぐろを
 
とるために準備体操…なぜってまぐろは
 
体長30メートル!!早速うさ子は操縦管をにぎり、テント型スーパーロボ、その名も…
 
「まぐろはカジキ、カジキはカジヒデキ、ヒデキはまぐろを釣りにお山へ行って洗たくついでに…
 
桃をひろってきました。さっそく割ってみると、あらまあ、なんと中には…
 
ロボっぽいテント『はるかマーク2』が!!なぁんてね♡」説明の長いうさ子だった。さてまぐろを取ろう。
 
はりきるうさ子だが、まぐろは体長60メートルになっていて
 
まぁ大変。そうこうしているうちに突然まぐろが大口を開け、うさ子に
 
「うさ子ぉぉぉ!!好きだっ♡」と言ってきました。
 
「チャーンス!!いまだ!!だすんだブレストファイヤー!!」まぐろはあっという間に焼けました。
 
うさ子は焼いたまぐろとミート納豆をカレーに加えて食べようと思った。けれども、体長60メートルのまぐろは鍋に入らなかった。
 
そこでうさ子は気をとり直して焼きまぐろを食べ、ミート納豆入りカレーも食べました。
 
60メートルもあるまぐろを食べ、しかもカレーも食べたうさ子は、満腹で動けなくなっていました。そこへ
 
まさお君登場!!「なんだ、うさ子。またたべすぎたのか」と言い
 
そっと抱きしめました。「どーしたんだ、この胸の高なりは…これは、もしかして
 
生き別れた兄…!?」…そのとたん、うさ子のカラダに異変がっ…!!
 
ゲロゲロ~。「口から、もんじゃ焼きの素がー!!」やっぱり、食べすぎです。
 
それでもまさお君はうさ子を放しませんでした。「まさお君、やっぱりあなたは私の…
 
食糧になる運命なのねっ!」と言ってうさ子はおもむろにまさお君を
 
ブーメランストリートのふりつけのようにふりまわしました。「や、やめろぉぉー!!」
 
目をまわしたまさお君は、たこに変形してしまいました。
 
「オー、ガッデム!!タコキライデース!!」なんとうさ子は大のタコ嫌いだったのです!!
 
タコになったまさお君はわけがわからず追いかけてきます。うさ子は逃げます…と、うさ子は何かにつまづいてしまいました。
 
「と、とにかく、まさお君を元にもどさなきゃ!!」うさ子は夢中でカロリーメイトを食べました。
 
カロリーメイトを食べてる最中にまさお君(タコ)はうさ子の耳をつかんできたのです。「あぁ…きゅうばんが!!」
 
「うわぁぁ~~、はなしてくれーー」うさ子はもがいています。でも、タコ(まさお君)は
 
「ターコタコタコタコー」と戦隊モノのザコボスのようにお約束なことを口走っています。
 
とうとううさ子はきゅうばんからたこの中に吸いこまれてしまいました。
 
うさ子はとけながらつぶやきました。「こうなったら最後の手段だ…。今週のビックリドッキリメカー!!」
 
どどんっ!現れたのはなんとっ、うさ子にそっくり…ただ大きい…ロボットだった。
 
チュンチュンとひばりのさえずりのここちよい朝。サンシャインが、まぶたにまぶしい朝。
 
何かにつまづいて気を失っていたうさ子は、ようやく目を覚ましました。まさお君がベッドまで運んでくれたようです。でもまさお君はタコのまま……

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