- 2008/12/08
- テキスト
T-129
今日も仕事のうさ子。突然の思いつきでサボって銭湯に行こうと決めました。
カエルのオケと手ぬぐいを持って、いつものところへ光の速さでダッシュです。
行きすぎました。
行きすぎて、秘湯にたどり着いてしまいました。
フジオカH探検隊のロケにぶつかり、伝説の野人扱いされてしまいました。
あいさつ代わりに手足を伸ばしてみせるうさ子。泉のふちをぐるっと囲います。
そこで我々はとんでもない物体を発見したのです!!
フジオカHの頭からピンクの耳がニョキニョキと…!!!!!?
そう、それこそ幻の『フジオカフジオカ』でした。フジオカよりもフジオカです。
「これはいかん!」H^2そっちのけで突然落ちてきたタランチュラの対応に忙しいヒロシの方。
「どこ!?どこ!?どこ持てばいいの??ねえ!ねえ!!」焦りまくるHIROSHI。
あまりのくだらなさにうさ子は合掌しました。合掌、うさ子。
その場の全員が合掌しますが、フジオカフジオカだけは耳を合わせています。
「これぞ必殺!フジオカ・フジオカ・フジオカー!!!」完全にキメ顔です。
H^2のスタンドプレーに隊員一同激怒。隊員の1人がH^2に詰め寄ります。
「この番組の趣旨をお忘れですか!!もっと重要なアレが待っているのですよ」隊員A。
しかしOAでは今までのシーンは全てカットされました。
OAを見ているうさ子。仕事中のシーンから次にどうやって繋いだのか気になっています。
すると…な、なんと!今までの流れとは一切関係なく『フジオカフジオカのフジオカコーナー』が!!
内容は日本の文化を大切にしようと訴える、マジメなものでした。
マジメすぎて視聴率ランキング最低記録を更新。TV局側も呆れています。
そのことを悲しむうさ子。悲しみをぬぐうために銭湯に行きました。
男湯、女湯、お湯の3つに分かれているので、うさ子は当然
ロッカーに収まりました。
そのロッカーは坂本たかしくん(9)のロッカーで、若々しいエキスに満ちておったそうな…。
エキスを吸収し続けるうさ子。ふいに開けられたロッカー。たたずむ子供。泣きそうな顔。
「サーーーーー!!」うさ子は子供を元気づけようと叫びました。グーで殴られました。
そして「ぶぅわあるぉお」エキスが吹き出ます。「あ、やべ、ここ男湯?」
いいえ、お湯でした。お湯は、ただのお湯ではなくエキスが沸騰したものだったのです。
「『ぐつぐつ…』あら、この子ったらもう寝ちゃったのね…。明日はどんなお話を聞かせてあげようかしら」