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T-161

ここは貝塚発掘現場。真剣な面持ちのうさ子が、不思議、発見。
 
その道40年の大ベテラン、グリンピこじまにいきなり全てを託す気です!
 
しかしグリンピを探している間に横取りされてしまいました!
 
悔し涙を流したうさ子は、
 
自ら縄文人の生活を営むことで、発掘のヒントを得ることにしました。
 
グリンピは言います。「無我の境地を極めなさい」
 
「うっせ!お前が隠居してたせいで横取りされたのに!」
 
グリンピはしょぼんとしました。「ごめんね」
 
気まずさを超えて、2人は竪穴式住居での生活を始めました。
 
高床式倉庫に侵入できず悔しがるネズミにお尻ペンペンするうさ子。
 
そのお尻をつたってネズミが這い上がってきました。うさ子っていつもこう。
 
這い上がってくるネズミを、むしっては投げ、むしっては投げ。
 
気がついたらネズミに家をのっとられていたうさ子。今度はネズミがお尻ペンペン。
 
そのお尻を左右に振りながら、風呂場に向かいます。
 
ネズミが風呂場のドアを開けると、うさ子がタオルで恥部を隠し
 
縄文人であることを思い出し、さらけ出しました。恥部とは耳のドアポケットみたいな所です。
 
それを見て赤くなって顔を背けるグリンピ。よくわかりません。
 
よくわからないけど顔が赤くなるのです。「これは…この感情は…?」
 
恋!!そう!!それが恋なのです!うそです!!
 
更年期でした。
 
というか、恋ではなく変でした。変人グリンピ、今ここに誕生!!
 
おめでとうございます!
 
あまりにめでたいので小躍りをしたところ、
 
実に20日振りの雨が降りました。
 
雨に当たったうさ子。頭に芽が生えてきました。
 
おめでとうございます!
 
グリンピもネズミも拍手喝采です。
 
芽はやがて、花をつけ、実を結びました。
 
おめで…たくないです。すぐに枯れてしまいました。
 
ご愁傷様でした。
 
うさ子ごと、棺に詰められました。親族が見守る中、
 
葬儀はしめやかに営まれ、とうとう最期のお別れです。
 
棺の中からうさ子が悲しそうに手を振ります。
 
「卑弥呼、呼んであるから」

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