- 2010/10/20
- テキスト
T-198
今日からうさ子インダストリアルに新入社員が入ってきます。総勢
2億人です。一国総社員。社長うさ子もホクホクです。
ただし無給・無仕事・無資本です。そう、はったりです。
びんわんうさ子はそれでも2年もたせました。
「いやあ、損はさせないですからネ。いやホント」今日も逃げ切ります。
そこで、公安が有無を言わさずうさ子を撃ちました。
防弾チョキで弾丸を切り捨てるうさ子。
敏腕の異名は伊達ではありません。いよいよ公安は秘密兵器の力士を繰り出しました。
弾丸チョコの登場です。1個口に入れるだけでどんなうさ子もこっぱみじんです。
力士はおいてけぼりです。こっぱみじんになったうさ子を集める作業に入ります。
45リットルの袋がいっぱいになればガムがもらえます。
粉みじんのうさ子がガムを目当てに合体を始め、なんと
ガムになりました。
しかも、3年かんでも味はなくなりません。アゴはなくなりますが。
「ところで、どうしてうさ子がピンク色なのか知っている人はいますか?」黒板から向き直った先生が学生に聞きます。
力士がいろんな意見を出し合っても、結局結論には至りませんでした。
うさ子学を取った学生は、先の見えない学科を改めて悔やみます。
それでも就職率は100%なのです。
離職率は1%にも満たない夢の会社!その名も
うさ子インナメステリムリルです。
業務内容は『しこ』と『てっぽう』だけという人類の夢そのもの。
それだけに志望する学生は後を絶ちません。
学生たちはうさ子にありったけのわいろを差し出しました。
うさ子はわいろを受け取ったのち、差し出してきた学生を退学にします。ずるい!
学生たちはその時の恨みをはらすべく、スナイパー専門学校に入学しなおします。
うさ子を*すべく育てられたスナイパーたちは、さっそく水鉄砲でうさ子を撃ち
拳銃で自害するのでした。
おかげで空薬莢ひろいのおじさんは笑いが止まりません。1日でミリオンダラーです。
そこに無駄な国税が使われていることを嘆いたモナコ政府は、弓矢の使用を推奨しました。
片田舎に住んでいる末裔うさ子はそれを知り、なげきました。
つまり世界大戦です。ただしじゃんけんです。しかもかけひき禁止!
この世はグーかチョキかパーの3つだけなのです!
しかし1フレームのスキも逃さないうさ子。相手の手の動きを読みきり、見事優勝!
そして、うさ子インナメステリムリルの世界シェアも100%となりました。
「次は、宇宙か…」新しい目的をつぶやき、静かに息を引き取りました。