- 2010/11/16
- テキスト
T-204
「ボッ!!」
「ボババッ!!」
「ボババババッ!!」
「ボッ!!」
ズッギャァアアアン!!
\デデーン/
さわさわさわ
「ベロォッ…こ、これは!!」
「ボッ!!」
「ボキッ!!」
「ムニムニ」
「こんにゃくでしたー!!」ひとりあそびに飽きたうさ子は
こんにゃくを食べることにしました。
みそ田楽です。
そのまま食べてもつまんないので、ブレイクダンスをしながら食べることに。
\デデーン/
「ぽ?」
飛び散ったみそが、アメリカ大統領の携帯する核発射ボタンにかかってしまい、誤作動してしまいました。
「うさ子、アウトー!」すすけたおっさんの声がこだまします。
急いで核爆弾を抱え、宇宙に飛び出すしか救われる道は無い感じです。
通帳と印鑑をかばんに入れて、スキップで向かいます。
間に合いませんでした。
が、核爆弾が待っててくれました。「いいよいいよ」と言って、許してくれました。
うさ子は次の発射日の約束をこじつけました。
しかし、核爆弾のバイトのシフトが合いません。
「核爆弾、アウトー!」すすけたおっさんの声で
仕方なしに宇宙に飛び出すうさ子と核爆弾。
広い広いこの宇宙にはうさ子と核爆弾の2人しかいません。
血迷ったうさ子は核爆弾を攻撃しました。
「ボッ!!」
ロケットをふかして、逃げられました。
推進力を失ったうさ子は、平泳ぎで銀河を旅してみることにしました。
そこに銀河事務所と名乗る男から「銀河シンデレラにならないか?」とスカウトされました。
あまりのうさんくささに、必死でひきとめるうさ子ですが、核爆弾は
「あ、バイトの時間だから」とうさ子を見捨て帰りました。その後、うさ子を見たものはいません。