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T-204

「ボッ!!」
 
「ボババッ!!」
 
「ボババババッ!!」
 
「ボッ!!」
 
ズッギャァアアアン!!
 
\デデーン/
 
さわさわさわ
 
「ベロォッ…こ、これは!!」
 
「ボッ!!」
 
「ボキッ!!」
 
「ムニムニ」
 
「こんにゃくでしたー!!」ひとりあそびに飽きたうさ子は
 
こんにゃくを食べることにしました。
 
みそ田楽です。
 
そのまま食べてもつまんないので、ブレイクダンスをしながら食べることに。
 
\デデーン/
 
「ぽ?」
 
飛び散ったみそが、アメリカ大統領の携帯する核発射ボタンにかかってしまい、誤作動してしまいました。
 
「うさ子、アウトー!」すすけたおっさんの声がこだまします。
 
急いで核爆弾を抱え、宇宙に飛び出すしか救われる道は無い感じです。
 
通帳と印鑑をかばんに入れて、スキップで向かいます。
 
間に合いませんでした。
 
が、核爆弾が待っててくれました。「いいよいいよ」と言って、許してくれました。
 
うさ子は次の発射日の約束をこじつけました。
 
しかし、核爆弾のバイトのシフトが合いません。
 
「核爆弾、アウトー!」すすけたおっさんの声で
 
仕方なしに宇宙に飛び出すうさ子と核爆弾。
 
広い広いこの宇宙にはうさ子と核爆弾の2人しかいません。
 
血迷ったうさ子は核爆弾を攻撃しました。
 
「ボッ!!」
 
ロケットをふかして、逃げられました。
 
推進力を失ったうさ子は、平泳ぎで銀河を旅してみることにしました。
 
そこに銀河事務所と名乗る男から「銀河シンデレラにならないか?」とスカウトされました。
 
あまりのうさんくささに、必死でひきとめるうさ子ですが、核爆弾は
 
「あ、バイトの時間だから」とうさ子を見捨て帰りました。その後、うさ子を見たものはいません。

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