- 2012/05/18
- テキスト
T-210
ごきげんよう。ウサコ・デラックスです。
かっぷくのいいウサコ・デラックスは、イケメンを物色し始めました。
横でディレクターが半笑いでひざまずいています。
今をときめくアイドルグループ竜巻メンバーの貞操が危ない!
が、まあよし!
半笑いのディレクターをひっさげ、世界のイケメンをじゅうりんする旅に出ます。
そんな時、イケメンがラーメンになる事件続発!
結果的に、ラーメンロケになりました。
ウサコ・デラックスの眼光がするどく光り、よだれがだらだら止まりません。止まりません。
そんな演歌を有田(52)の前で歌いました。
本当に大切な物が何かわかりました。
それは、アゴの下。ふかふかしたところです。ふつうの体型では発達しない3重アゴ。
有田(52)のアゴ下をふにふにしつつ、ウサコ・デラックスは眉間にシワを
作ってみたらそのシワの隙間からよくわからない生き物が出てきました。
それが、デラックスです。
デラックスはふがふがしています。
デラックスのために、おがくずとゼリーを買いました。
祭りの出店で買えるようなものとは違い、野生のデラックスは20年以上生きます。
残された抜け殻は、もはやただのうさ子。1年と生きられません。
1年後、そこにはおがくずに囲まれ大往生目前のうさ子が…
すでにそばには死神がお迎えに来ています。外にはハイヤーもいます。
そこに、あのデラックスが戻ってきました。ゆっくりとうさ子の元へ近づいていきます。
デラックスは世の中のイケメンとセクシーダンスを踊りきり、デラックスとしての勤めを終え、
最後に領収書を切りに来たのでした。
但書「お前の人生」
うさ子はおがくずの奥から預金通帳を出し、デラックスにそっと渡すと息を引き取りました。
次の瞬間、ムクリと起き上がりました。「んー、5秒くらい寝たかな?」
「5秒7です」秘書はしっかりカウントしてました。
生き返ったうさ子を見て、デラックスは喜びました。
その喜びをうさ子にぶつけました。合体!そして
変形!!「見よ!これがアタシの真の姿…!」
足が10本、手が12本、頭が4本、体表が毛で覆われたクリーチャーです。
これぞ、デラ子うさックス。
「………んー、ボツ」
ダメ出しされましたが、意外に便利な体なのでよしと思いました。イケメンになったし。