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T-058

うさ子は朝日を眺めています。今日もやってしまった完徹生活。うさ子はちょっぴりゲッソリ。
 
そしてモッサリ。さらにメッチョリ。おまけにグッタリです。どうにかして昼型に
 
戻そうと考えましたが、2週間リンゴを食べ続けても効果ナシです。
 
自分を昼型に戻せないとわかったうさ子は、太陽と月の順番を変えようと空へ飛んでいきました。
 
「はーい、そこ行く日と月!!今すぐ順番かわってちょんまげ♡」
 
「んなコト言われたって、うさ子さんだけの私らじゃないんですぜ、のう月?」「だのう日」
 
「だまれ若人!!殺すぞ!!」うさ子は2人にメンチを切りました。
 
「命だけはお助けを~!!」月と太陽はうさ子から逃げようとしました。
 
さすがに両方いなくなっては困るので、うさ子は命だけは助けてあげることに
 
しました。「ちょっと、そこに正座!だいたいアンタラはねー…」しまいにうさ子は
 
説教を始めてしまいました。月はちょうど眠かったので、地球の裏へ消えていきました。
 
「あっ!!月!待ちなさい!!勝手に帰るなんて先生許しませんよ!」
 
「先生ー…いまどきこんな暑苦しい教師、流行んないですよー」太陽は冷めきっています。
 
「だまれ若人!!殺すぞ!!」今度は太陽に集中放火です。
 
「おぅ!殺ってみろよ!やれるもんなら殺ってみせろよ!」今度の太陽は強気です。
 
それもそのはず、ラブラブトキメキウォントな女の子、金星が見ていたからです。
 
金星は、そんな太陽を家畜を見るような目をして見ていました。
 
すると金星の家畜同然の水星や土星が、妬んでいるような目でこちらを見つめます。
 
「ちょっと!!そこなる若人星!!うちのクラスのLove事情を教えておくんなまし!!」
 
「ったく…。これだから最近の女教師は管理が行き届いてないんだよなー」水星と土星はあきれ気味です。
 
「えっ、そ、そっか、アタシ、女…教師…なんだ…」あこがれのジョブに突然なれたうさ子。なんだか
 
照れくさい♡「まぁまぁ、あんたたちの恋の悩みをアタシに話してみなせぇ?ん?ん?」
 
「それよりさー、先生のハナシ聞かせろよー」「そうそう、後学のために♡」やかましい生徒たち。
 
太陽は取り残された気分になってしまい、途方にくれました。
 
「うるさいわね!さっさと授業始めるわよ!」うさ子は女教師の余韻にひたりながら仕事に入りました。
 
「んじゃ、今日はきらきら星・げんじの一生を勉強するわよ…」生徒は不満気です。
 
「げんじっていうのはね、何故ずっとキラキラしていられたかわかる!?わっかんないでしょうねェ…」横目で生徒を見る女教師。
 
「…わかんない子は、停学じゃーッッ!!」「ええー!!?」「ホラ、さっさと答えるー!!」
 
「め…目立ちたがり屋だからであります!」「ちがーう!!」(ズバッ!!)「ぎゃああ…」
 
超スパルタうさ子先生のせいで、銀河中学校は無くなってしまったのでした。

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