- 2008/10/13
- テキスト
T-073
失われたオーブを探しにうさ子は旅に出ました。
1人じゃ心もとないので、仲間を連れて行くことにしました。
うさ子の茶飲み友達の梅子です。勤続48年のOLです。
お局様と呼ばれる梅子がいれば、モンスター・天変地異・飢饉が来ようが安心です。
うさ子は早速梅子を迎えに行こうとしましたが、梅子は隣町に住んでます
ので、タクシーで迎えに行きました。
無事梅子の家に着いたうさ子。ドアを2・1・2回ノックしました。何かの暗号のようです。
しかし暗号は違ったらしく、ドアは開きません。うさ子は力いっぱいドアを引きちぎりました。
それは罠で、ドアノブから10万Aの電流が流れて、うさ子は大変傷つきました。
「そんな傷ついた心を癒してくれるアタシのオーブ…しょうがない、1人で行こう」
ということで静岡に着きました。
オーブは浜名湖に沈んでいるのです。
「さ、もぐるわよ!」うさ子のうなじには無数の小さなエラがあるので安心です。
水面下に潜ると、そこに住んでいたウナギが、うさ子に帯電した電気のせいで全滅しました
ように見えましたが、電気を吸い取って電気ウナギに進化していました。
ウナギは気合いを入れると、電気をあたりに放電しました。
その電気はオーブにも感電して…
まばゆい光を放ちました。光の色はショッキングピンクです!
「これが…ピンクオーブね…!」うさ子は感極まってピンクの涙を流してピンクの電話を呼びました。
ピンクの電話はオーブを奪い去りました。追いかけろ!
しかしピンクの電話の太ってる方がオーブを飲み込んでしまいました。
腹の中でオーブが光ります。まるで海の妖精クリオネのようです。
「フーン」うさ子は興味がありません。仕方なく別のオーブを探すことに。
「ダメだそんなんじゃー!!」一部始終を勝手に撮影していた監督が激怒しました。
「だってアタシにはホームランなんて打てないわよ!」うさ子は涙ながらに訴えます。
その涙を見た監督は「これだ!この涙が欲しかったんだよ!!」と絶叫。
「アタイの涙は商売道具じゃなかとー!!」うさ子は海上へ泳ぎ去りました。
泳ぎ去っていたら、何かにぶつかりました。それを見てビックリ!!なんと
オレンジの中に星が見える宝石が!うさ子はそれを
場外ホームランで宇宙の果てまでふっ飛ばしました。これで酉友はバーゲンだ!