- 2008/11/10
- テキスト
T-101
スキー場でうさ子が雪だるまを作っています。今日で5000個目です。
雪だるまは皆同じ表情でうさ子にメンチを切っています。
するとそのうち、雪だるま達が一斉に転がり始め、どこかへ行こうとしています。
どうやらスキー場の管理人の所へ行こうとしているようです。うさ子がスキー場にいることが不服なようです。
すると、うさ子はどこからともなく火炎放射器を取り出しました。以前ドラ○もんからカツアゲした四次元ポケットからでした。
「動くな!」その時、背後にまで雪だるま達が取り囲んでおりました。動けなくなったのはうさ子だったのです!
「フフッ…負けたわ。アタシの負けよ」両手をあげてニヒルに微笑むマダムうさ子。煙草をふかします。
そのたばこを雪だるまのひたいにグリグリと押し付けました。
なんということでしょう。たばこが消え、そこに一輪の花が咲きました。
しかも本物の花ではありません。造花です。
うさ子は自分の作り出したラフレシアにすっかり心奪われてしまいました。
奪われすぎて魂が抜けてしまいました。ヘブン一直線です。
天からの迎えの光があたりを照らしました。まぶしすぎてサングラスを探して四苦八苦のうさ子。
やっと見つけたそれは四次元ポケットでした。うさ子は四次元にダイビング!
「のび太のくせに…」ポケットの先はのび家でした。ドラえも○ワールドへようこそ!
とりあえず押し入れに住んでみることにしました。役所の手続きもカンペキです。
そこへドラ○もんが帰ってきました。とりあえずうさ子はあいさつします。
「お前、座れ」完全にキレています。
「貴様こそ座りやがれ」負けじと応戦。ヤル気は3000%くらいかもしれません。
しかし長くは続かないヤル気。ついには0%になり出ていく事に決めました。
唐草模様の風呂敷を木の枝の先にくくり、草をくわえ、田舎道を行きます。
「その風呂敷よこせよ」たけし登場です。
風呂敷はよこさず、おフロをプレゼントしました。
「おフロだけもらってもよー」と言いつつたけしはフロおけをかぶってトボトボと
海の底に沈んでいきました。
するとどうでしょう。海から所ジョージが現れました。「お前が捨てたのはこのたけしか?」
「いや捨ててないし」うさ子はツッコミます。
そのままたけしも海に捨てようとうさ子はジャンプしたものの、自ら海に沈んでしまいました。キャー。
ドブーン。そこは火の海でした。「燃える!!燃えるわー!!ギャー!!」溺れるうさ子。
とうとう火の海の底に着きました。「息ができない、誰かタスケ…」するとそこに…
木下課長が救いの手を差し伸べました。課長の腕は伸縮自在なのでうさ子のハートもガッチリつかめます。
ハートだけしっかりと握りしめ、木下課長とその腕は上へ昇っていきます。
「アア、アタイの心が、アイツのトリコに…!」泣き叫ぶうさ子。おかまいなしの課長。見守る専務。
このままでは一生平社員窓ぎわ族の仲間入りです。うさ子はもがきます。「アタイは…!!」