- 2008/12/01
- テキスト
T-122
うさ子は、今日はごきげんななめです。すげープリプリ怒ってます。
般若のような顔で烈火の如く悪態をつきまくっています。
むしろイライラしたお母さんのような顔で「魔王」を歌っています。
「おかあさん、おかあさん!魔王が来る~」きもちがわるいです。目もつりあがってます。
気がついたらうさ子は子供をかかえながら荒野を馬で疾走していました。
目の前にせまる緑色の使い魔。うさ子は巧みに手綱をあやつってかわしていきます。
ザッ!バシュッ!激しい音とともに、使い魔は消えたりしています。ザッ!ポム!ポム!プリン!
子供はあまりの空腹のため、うさ子を食っています。「まずい」
ついに子供は絶命しました。したり顔のうさ子。「やったぁ♡」
そんな事ばっかりやっているので、うさ子は呪いの対象になってしまいました。
死神がすっごいこっち見てます。めちゃくちゃ見てます。あと魔王も見てます。
「やだ…そんなに見つめないで。テレるわ♡」うさ子はどうやら勘違いをしているようです。
疾走する馬の上で恥らううさ子。「うさ子ー!前!前!」観客席から声が。
「うっせえ!」幻聴を振り払い、さらに走ります。「…なんで走ってんだっけ?
そう…そこに道があるから!!」いい感じでうさ子はシメたつもりですが、残念。もうちょっと話は続きます。
動悸、息切れがしたのでうさ子は立ち止まり、絶命酒を飲むことにしました。「ちょっ、これ養命…?
ぐふ。」うさ子は悪役の死に方で絶命しました。
死神がすっごいこっち来てます。めちゃくちゃ来てます。あと魔王は帰りました。
死神に気に入られたうさ子。今にも連れ去られそう!
大鎌に首を刈られる瞬間!うさ子は首を引っこ抜きました。すかる鎌。うなだれる死神。
絶命するうさ子。
「うさ子は絶命するとどこに行くの?(よしおくん/9つ)」この質問にバッチリお答えするうさ子。それはね…。
「ついて来ればわかるのよォー!!!」よしおくんを抱きかかえ、死神と共に飛び去ります。
よしおくんは、くつを片っぽだけ落としたので悲しくなりました。
なので、よしおくんをちゃんと返してあげることにしました。死神が。
「そんなお前は天国行きだーッ!!」死神は1人で叫んでいます。悲しい。
よしおくんは片足が裸足のまま、うさ子に抱かれてワープ!!死神置いてきぼり。しょんぼり。
よしおくんはうさ子専用天国地獄に連れてこられました。「あれ?今までのところと変わらないんだね」
「そうよ。これからここでアタシとあなたの第二の人生がスタートするのよ…」
後の武蔵である。