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T-013

うさ子は超ごきげんです。今日はカレーの日だからです。ていうかさっきうさ子が決めたのデス♡
 
家の回りにある素材でカレーを作ってみようと計画したうさ子は
 
手始めに、庭の植木の手入れをしようかなーなんて考えてみました。
 
すると木の下に無数のあやしいキノコが。「よし、縦にさけるから大丈夫ねっ!
 
でもたまには横にさいてみようかしら」でもさけるわけがありました。怒りに怒ったうさ子は
 
キノコを素材にするのをやめ、丁度キノコのとなりに生えてるちゃぶ台をカレーに入れようと考えました。
 
とりあえず、ちゃぶ台を粉々に粉砕して煮ることにしました。
 
ぐつぐつぐつ…「煮えたかどうだか食べてみよう」ムシャムシャムシャ
 
「まだ煮えない!」煮え方がおそいので圧力ナベに入れようとして炊飯器にぶちこんでしまいました。
 
「さぁ、煮えたかしら?」ふたをあけると中にはふっくらたけたちゃぶ台が…。
 
「…ってたけてんじゃん!!」と言い、炊飯器ごと丸のみにしてしまいました。こうなると意地でもカレーを
 
作らざるを得ません。「しまった!ちゃぶ台を御飯に使えば良かった!」しかし、後の祭りです。
 
祭なので、どうせなら踊らにゃソンソンと思い、やぐらを組むことにしました。
 
「はっ!!祭なのにタイコがない。どこからか調達ね♡」うさ子はタイコ確保に外に出ました。
 
「ここは通さないゾ♪」うさ子の行く手をはばむモンスターが現れた!!
 
「まけるかァァん!!」と勇んだうさ子。しかしモンスターにあっさり倒されました。武器がちくわなのが敗因のようです。
 
「あるるかぁ~ん!!」どこからともなく叫び声が…。
 
山彦のようです。うさ子は山にタイコを探しに行きたくなりましたが、
 
川を見るとタイコが不法投棄されていました。「もう用はないわ、山彦さん♡」「づがーん!」
 
川の方へ、るんたったと走るうさ子をよろしく思わない山彦さん。山彦さんは…
 
「オレのためにみそ汁を作ってくれないと川に行かせん」と脅迫まがいのプロポーズをしました。
 
「嫌です。」即答です。そこで山彦さんは、
 
実力行使に出ることに。「うらぁっ!!」「あーれーごむたいなー」うさ子の帯がしゅるしゅるとほどけます。
 
「はっはっはっ観念しなっ!」しかしうさ子は木の棒に化けていました。「忍法かくれみのの術!!」
 
「させるかぁーっ!!!!奥義お見通しの術!!」うさ子はアッサリと見つかってしまいました。
 
「かくご!!」うさ子、大ピンチ!!…その時です!!「まちなされい!!」ふとみると、じじいがたたずんでいました。
 
「ごめんなさいねぇ。…おじいちゃん!他人様の家に勝手に入っちゃいけないでしょ」見知らぬ娘さんがじじいを連れていってしまいました。
 
「よし子さん、メシはまだかいのぅ」うさ子がつぶやきました。しかし、返事をする者はいません。
 
「いやーーーーーーっ!!」気まずくなったうさ子はタイコをかかえて光よりも速くダーーーッシュ!!
 
「待てぇーーーっ!!」山彦さんは追いかけましたが音速程度なので追いつくことができませんでした。
 
走ってるうちにうさ子はカレー王国についてしまいました。王国の民は「どぅーゆぅらいくかれー?」と問うてきました。
 
「Oh!Oh!Yes~~~!!」超ノリノリで答えたうさ子。
 
「カレー好きはおことわりね!!」実はカレー王国は国民全員がカレーだったのです。
 
「うああ!!」さくらんしたうさ子はタイコをうちならした!うさ子のぼうぎょりょくが10さがった!
 
防御力が下がったうさ子はカレー王国国王によって遠くへ遠くへ飛ばされてしまいました。
 
家に飛ばされたうさ子はカレーが食べられずにタイコをたたいて悲しさを紛らわせました。そう、いつまでも…。
 
The End

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