- 2008/12/21
- テキスト
T-142
今日のうさ子は、キャバ嬢です。
なので体全体にスパンコールをちりばめています。
「外見に気を取られてばかりで内面を磨かないアナタはダメね」マダム日暮里がうさ子に言いました。
そこでうさ子は人間ドックへ行って体内改造を試みました。
まずはCTスキャンから。検査の結果、うさ子の体内に驚愕の異物が発見されました。
サプリです。保存料100%です。だからうさ子はいつでも元気なのです。
しかしこれでは医者は儲かりません。そこでうさ子に内緒でサプリを取り除く手術を始めました。
うさ子は医者を叱りました。医者の企みに気づいたのです。
叱られ慣れていないゆとり世代の医者はうさ子にトキメキと嫌悪という複雑な感情を抱きました。
医者はうさ子をストーキングしはじめました。
毎日毎日ポストに花束、留守電に愛のささやき。
1日1回の飲尿療法。
しかも、うさ子の家の便器に成り代わるキモさ加減。その上バレてません。
排泄物に飽きた時にはもう手遅れ!体が便器に同化しています。フュージョン!
しかし、30分後に戻りました。…が、油断している間にうさ子がトイレに!!
とっさに医者は中からカギをかけました。トイレが開かない事を不審に思ったうさ子は
ムシャクシャしたのでトイレを木っ端微塵にしました。後悔はしていません。
というのは建前で、トイレに行きたいので、木っ端微塵の医者を放置してトイレを探しに行きました。
うさ子を想う気持ちで医者復活!!でも色は緑色になっています。
老人に人気の「緑茶グリーン」です。
目ざとく医者を見つけた老人たちは、我先にと医者に飛び掛ります。
それが医者の末路となりました。うさ子は内股でデパートへ。
ルンルン気分でデパートに着くとそこには先回りした医者が…!このストーカーめ!
内股ステップで医者を誘惑するうさ子。考えを改めたようです。
しかしよく見ると医者ではなく武者でした。
武者が医者を斬り捨てたことは、また別の話です。
うさ子は武者でもいいやと思い、誘惑を続けました。客引きです。
「そんな腰振りダンス、わしには通用せぬわー!!!」
口だけでした。
遊郭遊びを覚えてしまった武者は、剣の稽古が次第におろそかになりました。
刀もなまくらになり、切れなくなっていました。ていうか抜けません。
刀はキャバクラのVIPルームに祭られました。「ドキドキチャレンジ☆これが抜けたら100万円!」
抜いた者は即座に斬り捨てられました。どうやら刀は意志を持っているようです。
そんな刀を操れるただ1人のキャバ嬢、うさ子。斬られても平気だと言い張っているからこそです。
そんな能力を持ったうさ子は数年後、ホワイトハウスで大統領を操っているという、そんなお話。