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T-163

今日のうさ子は一味違います。リップが塗りたくられているからです。
 
全身の毛穴から、体温を失わせないようにするワセリンの役目です。
 
そう、もはやうさ子はこのリップがないと生きていけないのです。
 
言ってるそばからストックが切れました。塗りすぎです。
 
大変です。リミットまであと32秒!
 
ドラッグストアとあらかじめ提携しておいたおかげで、事なきを得ました。
 
しかし、お金を出そうとアタフタしている間に時間が!!5、4、3、
 
2、1、2、3、4、5、
 
ボーン!!ニュー!!!
 
出てきたのはなんと、にきびつぶしたら、でおなじみの油。
 
油がリップの代用を果たし、事なきを得られるわけもなく。
 
増え続けるカウントに戸惑いつつ、お金を取り出せました。よかった。
 
でも全部小銭で、50円と10円しかありません。
 
「お会計、987,512円です」リップ87万本買ったらそうなりました。
 
なんとか50円玉を100万枚出したところでタイムアウト…!!
 
増えていたカウントが、いつの間にか減っていたのです。それもこれもみんなみんな
 
手よ!この手が悪いのよ!!
 
河嶋教授が、止まっていた時を動かしたのです。乾き始めるうさ子。
 
そうこうしている内に、教授が「あの」右手と左手を召喚。VSうさ子!!!
 
その両手から出るオーラで、うさ子に潤いが戻りました。すごい!奇跡!!!
 
さっそくエステをひらきました。
 
「肌トレ」は瞬く間に全国区の知名度になりました。
 
1回50円なので、みるみるうちに50円玉に埋もれるうさ子。
 
教授の助手に全部騙し取られてしまいました。
 
そんなことはつゆ知らず、せっせと働くうさ子。
 
それどころか、助手の海江田に惚れてしまいました。
 
盗まれた分を含めると、気がつけばうさ子は日本中の50円玉をその手に
 
したつもりになっていましたが、100円玉を受け取って50円玉のお釣りを出したことを忘れていました。
 
うさ子のプライドはずたぼろです。
 
海江田の心の片隅にすら罪悪感はなく、生かさず殺さずでうさ子を利用していたのです。
 
日本中の50円玉を探しに、さらに商業拡大を狙ううさ子。
 
一方、海江田は教授の両手に秘められたパワーをも奪おうとしていました。
 
またうさ子を利用しようと企みます。
 
7度死んでもまだ足りないほどの罪を重ねた男でさえ、のびのびと暮らしているのに、ブータン王国では今日も路上でパンを望む子ども達が絶えません。神は死んだ!

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