エントリー

T-169

「うさ子がボウリング場にいると聞いてやってきたんですが…あ!いました!
 
ピンの前でボールを止めて、全部ガーターに追いやってます!」
 
「このように、突如出現した珍獣うさ子の被害は、町のそこここに及んでいる
 
もようです。現場のおじいちゃんからひとことあるようです。現場のおじいちゃーん!
 
…おじいちゃん?おじいちゃーん!!!
 
殺害現場となった現場は地獄絵図。ボウリング玉で人が死にまくってます。
 
さて本日はコメンテーターにおばあちゃんをお呼びしました。おばあちゃん、いかがでしょう。
 
…おばあちゃん?おばあちゃーん!!玉を…ボウリング玉を素手で受け止めています!
 
それをどうするんですか?…あ、はい、すいません。ありがとうございます。いいんですか頂いても。
 
え?まだあるんですか?いえ、私はそんな、え、3つ、4つ…
 
…はい、おばあちゃんは現場のボウリング玉をすべて瞬間移動させてくれました」
 
瞬間移動したボウリング玉をあめ玉に変えて、おばあちゃんは
 
爆発しました。
 
高齢化社会の歪んだ均衡を正すために老人の脳に流されている、自殺に追い込む電波の影響です。
 
一年後、低年齢化社会ができました。国民総幼児化計画です。
 
総理も幼女です。うさ子も幼児化しています。15cmくらいのうさ子幼児です。
 
内閣飼育大臣がうさ子を飼うことが可決しました。野党の反発を押し切ってのスピード可決です。
 
それにより、一家に一羽、うさ子が行き渡るほどのバカ売れで、うさ子農家は嬉しい悲鳴。
 
「このよーに、とちゅじょ、しゅつでんした、ちんじゅー、うさこの、けいざいてき?ひがいは、えーっとー」
 
幼児キャスターの舌っ足らずに、うさ子幼児は怒りを覚えました。
 
直接抗議するためにテレビ局に向かううさ子。
 
ロリコンの妨害にあうかと思いましたが、全員幼児なのでロリコンという概念はありますん。
 
つまり、あります。幼児の中に赤子フェチという名のロリコンがいたのです。新ジャンル。
 
スタジオに大量の赤子が横たわっている様を見て、うさ子は開眼しました。大こうふん!
 
キャスターの事などすっかり忘れて、一人の赤子に声をかけるうさ子。
 
「おじょうちゃん、どこの、ミ、ミルクが、好きな、なの?」
 
「バブー」
 
「ハーイ」
 
「チャーハン」
 
一連のやりとりを見て満足したロリコンは、その場で飯を3杯かっくらいました。
 
もちろんチャーハンです。チャーハン好きな赤子はロリコンを憎んで育ちました。
 
育ってしまって三十余年。うさ子もこんなに大きくなりました。300米です。
 
一年後、高身長化社会ができました。国民総アンドレ化計画。
 
その中で生き残った幼児は、アングラな市場にて高値で取り引きされるようになりました。
 
国民総アングラ化し、表も裏もない国ができあがったのでした。思いがけずいい話。

ページ移動

ユーティリティ

うさ子ログ新着

T-225
2014/09/24
T-224
2014/09/24
T-223
2012/05/31
T-222
2012/05/30
T-221
2012/05/29