- 2009/01/18
- テキスト
T-170
うさ子はそば屋に行くことにしました。
店員が叫びます。「ゆっくりしね!!!」うさ子は困惑してしまいます。そば屋だよね!?
「聞き違いですよお客さん。ご注文をどうぞ」
「あせふきタオル…ゆでて…」
ゆでたてが出てきました。
ホッカホカのあせふきタオルをひたいにあて、うさ子ごまんえつ。
そば屋を出たうさ子は、そのとなりのそば屋に入りました。
「お客さん、お代まだもらってないよ!!」前のそば屋の店員がどなっています。
890円を支払って、次のそば屋の注文を考えます。「タオル…飽きたな」
飽きたので店員のおじちゃんに誘い文句をぶつけました。
「730円で…どう?」
おじちゃんは「アタイそんなに安くないわよ」とスネます。
でも、もともと690円くらいで色をつけたつもりのうさ子は、おじいちゃんの発言に対して
「仕方がない…“コレ”でどうだ?」そでの下から何かを出します。これは…万札…!?
万物の邪神を払うお札略して万札でした。
「いいよ」おじちゃんは万札をもらいました。「ニセ札じゃねーか!!」
「お前もな!!!」うさ子はおじちゃんをはったおしました。
ドッシーン☆ 2人はまとめてつんのめってしまいました。
「やるじゃねえか…」「へっ、お前もな」
友情が芽生えた2人は、別のそば屋を始めました。
2人の友情をそのまま込めたうどん、まずくないわけは
ありました。あまりのまずさにお客は目からビームを出しまくっています。
ビームでそば屋は崩壊。ガレキの山にたたずむうさ子。
そこへとおりすがったおじちゃんが「130円で…どう?」と声をかけてきました。
「アタイそんなに安くないわよ」プライドは捨てないうさ子。
いろいろあって50円の値がついたうさ子。プライドは飲み干しました。
50円(日給)でそば屋を再建。やがて全国展開のそばチェーンにのし上がります。
箱根そばです。
日給の割にメニューの平均価格は1000円超え。売り上げはどこに?
もちろんすべて貢いじゃっているわけです。
場末のホスト、八江田に9割9分です。
それを知ったおじちゃんは、しっとに燃えました。
燃え上がり、うさ子ごと焼けました。
これがのちのうさ子焼きそばです。おわり。