- 2009/04/13
- テキスト
T-180
「ワン、ツー、ワンツー、ん、ん、マイクテストテストー。本日は~」うさ子がマイクに
呼びかけます。マイクは迷惑そうです。「ウサー子サーン、ウルサイデース」
マイクはボイコット。それに腹を立てたうさ子はついカッとなって
力みました。放屁しました。マイクは恥ずかし乙女になり
ファンシーさを売り出しましたが、放屁の音にかき消されました。
そのことに腹を立て、魔王のようにふるまうことにしたうさ子。
まずうさ子は手始めに、マイクを意味なくなぐりました。
一発なぐるたびに、マイクが一発放屁。うさ子はだんだん悲しくなってきました。
「メタン臭がするわ…」放屁しておきながらマイクが不思議がります。
それが気に食わないうさ子は、マイクに火をつけました。
爆発でせっかくの会場が台無しに。というか重傷者多数の大惨事です。
それはむしろうさ子にとって好都合でした。
一発なぐるたびに屁を浴びる魔王から、破壊神へとランクアップしたうさ子。
しかし、あがめてくれる信者はいません。
信じてもらうため重傷者の手当てをします。破壊神にあるまじき行為!!
人々から信頼を得たうさ子は、そこら辺に木を植えました。
ケナフの木でした。すっごく紙がとれるよ!
そして割りばしを亡きものにしました。
そういう小さいところで魔王っぷりをアピールするうさ子。
リサイクルフリースを流通させ、ウール市場を縮小したりもします。
魔王うさ子はマイクで演説します。「皆さま節約にハゲみましょう!!」
この一言により、頭が寂しい人々は反旗を翻しました。
あくまで心の中で、でしたが。世の男性は案外小心者でした。
だから一ヶ月のお小遣いが2万円なのでした。
そしてスーツにビールがかかっても「あーあ」の一言で済ませるのでした。
家に帰ってカーチャンやツマに「隠すな」と怒られるのでした。
一方、魔王討伐隊は太陽光線を乱反射して、うさ子を追い込みます。
魔王討伐隊は、うさ子をミディアムに焼きました。
それがまずいのなんの。家畜の飼料にもなりません。処理に困った人々は、
まともな米に混ぜて売ってしまいました。
しかも10年以上。気がついたときには後の祭りでした。全国に流れた殺人米は、
人々をうさ子の姿に変えてしまったのでした。まさに…破壊神…っ!!
お米が主食な国の人は、いまやすべてうさ子。困り果てた末に政府は
うさ子まみれの水泳大会を連日執り行いましたとさ。めでたしめでたし。