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T-076

「ポップコーンフィーバーアルファ!!」うさ子が叫び声と共に窓から飛び出しました。
 
春の季節はうさ子の発情期なのです。
 
恋人を探し求め、スキップするうさ子に、1匹のメスうさ子が近づいてきました。
 
そしてどこかのオスうさ子とラヴラヴオーラを発し始めました。イラつくうさ子。
 
うさ子はうさ子カップルに、ありったけのトマトをぶつけました。
 
トマトで真っ赤になった2人のうさ子。2人はお互いの体についたトマトを舐め始めました。
 
するとトマトは化学反応で青くなりはじめました。
 
「キャー!!うさ子青トマトだーいすき!!」うさ子は青トマトをむさぼり始めました。
 
「私のダーリンに触らないで!!」メスうさ子がうさ子に10文キックを決めました。
 
うさ子は…うさ子は…キラリと光る涙を見せました。
 
その涙で、青いトマトは臭いにほひを放ちました。もっさ臭いです。
 
あまりの臭さに耐え切れず、3人は川に飛び込みました。
 
川はすっかり干上がっており、3人はまとめて地面にゲキトツ☆
 
地面は大きなハート型の穴が開きました。ハートブレイクです。
 
3人は小1時間気を失っていました。そして5時間後…
 
ラブラブでくるくる回る3人がそこに。
 
「ラブラーブ♡」3人はとても楽しげです。「せーんめつ!!せーんめつ!!」
 
しかし、この仲の良さは表面上のもので、実は…
 
3人とも、川の水をせき止めている、滝の上の岩をどかそうと企んでいました。
 
「せーんめつ!!」岩をどかしました。うさ子は頑張りました。…無理でした。
 
「どかせなければ食えばいいじゃない」うさ子たちは岩を3秒で食らいました。
 
ザバーーーー。川の水が全部、3人のうさ子にかかりました。
 
「なんの!!妙技、暗算!!」
 
オスうさ子が、川の水の体積を計算しました。無意味です。
 
とりあえずメスうさ子が水を全て飲みました。相変わらず川は干上がったままです。
 
せっかくなので、3人のうさ子は住居をかまえることにしました。愛の巣です。
 
巣をかまえてから10年の月日が経ちました。
 
そこにはとんがりコーン畑ができていました。しかし3人の姿は…
 
変わりません。おや?待ってください!3人の頭にはとんがりコーンが生えていました!!
 
これが後に270年国を統治した、とんがり族の誕生の瞬間でした。

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