- 2008/11/07
- テキスト
T-098
洗濯物を干し終わったうさ子。「さて、今からどーしよっかな」
ピンポーン!誰かがやってきたようです。「誰だろう?」おそるおそるドアスコープを覗きます。
するとそこにはドアスコープが。でかいドアスコープが立っていました。
そのままドアスコープはうさ子を食べてしまいました。
ところがそのうさ子はヤバイうさ子だったらしく、気分もだんだんヤバくなってきました。
「め、め、目薬!!目薬!!」ドアスコープは混乱して全く意味ない薬を探し始めました。
それは痔の薬でした。和がらしのような黄色い薬をドバドバ目(スコープ)に注入します。
「あッ、スッキリ!」うさ子がスッキリしました。
黄色く染まったうさ子は何だか気分もイエローになってきました。イエロー???
はたして気分は本当にイエローで良いのだろうか?うさ子は真剣に悩み始めました。
イエローと言えばカレーです。ちょっとカレーを食べて落ち着こうとうさ子は思いました。
ナベを用意したうさ子はとりあえずニンジン、ジャガイモ、ルーを放り込みます。「あとは肉か…!!」
さっき薬を注入したスコープの切り身を投入しようと考えましたが、スコープは逃げた後でした。
うさ子は手をのばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーして追跡を始めました。
スコープは汗をキラキラしたたらせ、涙もたらたら流しながら、必死こいて逃げました。
振り向いてはいけない…いけないけれど…!…振り向いてしまったスコープ、直後にせまるうさ子(ハンド)。
「キャアアアアアッッ!!?」…振り向いたスコープにうさ子が手をさしのべます。「おとしものだよ」
「あらうさ子さん、ありがとう。お礼に歌いましょう」2人は踊り始めました。
しんさいんが『0てん』と言いました。どうしましょう。
しんさいんは黙らせておく事にしました。
納得のいかないしんさいんはうさ子の前に出ます。「我々が見本を見せてやろう!」
「マイナス100万点!」2人は仕返しをしました。
「即答かよ!まだお立ち台に立ってすらいねェよ!!」しんさいんは唸ります。
「そこにあんたが立ってる時点でマイナス100万点なのよ!!」2人の心はどこまでも冷たいのです。
泣きながら逃げるしんさいん達。のちにこのしんさいんがダンス界のスターになろうとは、誰が予測できたでしょう…。
いやできない(反語)。しんさいんズという名前になることすら知りません。
何だかんだで今日も平和でした…とでも思ったかい?いいや思わない(反語)。
「みんなの期待に応えなくっちゃ!」うさ子はとびきり派手な衣装で平和をおびやかします。
魔王うさ子誕生の瞬間でした。「ククク…しんさいんどもを根絶やしにしてくれる」
と思ったらうさ子が根絶やしされそうになりました。うさ子は逃げました。
今度はしんさいん達がキャッチャーハンドでうさ子を追跡しだしました。
あまりに必死に逃げたので、うさ子はいつのまにか世界一のランナーをこころざしはじめました。
「アナタ、今度はランナー?前はダンサーって言ってたじゃない。そんなにコロコロ夢を変えるなんて…」お母さんが呆れます。
「アンタ誰よ!アタシお母さんなんて…いないわよ!」うさ子はぶち切れます。
なんて言ってる間に地球一周し、戻って来たうさ子はあっけなく捕まりました。あっはっは。