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T-098

洗濯物を干し終わったうさ子。「さて、今からどーしよっかな」
 
ピンポーン!誰かがやってきたようです。「誰だろう?」おそるおそるドアスコープを覗きます。
 
するとそこにはドアスコープが。でかいドアスコープが立っていました。
 
そのままドアスコープはうさ子を食べてしまいました。
 
ところがそのうさ子はヤバイうさ子だったらしく、気分もだんだんヤバくなってきました。
 
「め、め、目薬!!目薬!!」ドアスコープは混乱して全く意味ない薬を探し始めました。
 
それは痔の薬でした。和がらしのような黄色い薬をドバドバ目(スコープ)に注入します。
 
「あッ、スッキリ!」うさ子がスッキリしました。
 
黄色く染まったうさ子は何だか気分もイエローになってきました。イエロー???
 
はたして気分は本当にイエローで良いのだろうか?うさ子は真剣に悩み始めました。
 
イエローと言えばカレーです。ちょっとカレーを食べて落ち着こうとうさ子は思いました。
 
ナベを用意したうさ子はとりあえずニンジン、ジャガイモ、ルーを放り込みます。「あとは肉か…!!」
 
さっき薬を注入したスコープの切り身を投入しようと考えましたが、スコープは逃げた後でした。
 
うさ子は手をのばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーして追跡を始めました。
 
スコープは汗をキラキラしたたらせ、涙もたらたら流しながら、必死こいて逃げました。
 
振り向いてはいけない…いけないけれど…!…振り向いてしまったスコープ、直後にせまるうさ子(ハンド)。
 
「キャアアアアアッッ!!?」…振り向いたスコープにうさ子が手をさしのべます。「おとしものだよ」
 
「あらうさ子さん、ありがとう。お礼に歌いましょう」2人は踊り始めました。
 
しんさいんが『0てん』と言いました。どうしましょう。
 
しんさいんは黙らせておく事にしました。
 
納得のいかないしんさいんはうさ子の前に出ます。「我々が見本を見せてやろう!」
 
「マイナス100万点!」2人は仕返しをしました。
 
「即答かよ!まだお立ち台に立ってすらいねェよ!!」しんさいんは唸ります。
 
「そこにあんたが立ってる時点でマイナス100万点なのよ!!」2人の心はどこまでも冷たいのです。
 
泣きながら逃げるしんさいん達。のちにこのしんさいんがダンス界のスターになろうとは、誰が予測できたでしょう…。
 
いやできない(反語)。しんさいんズという名前になることすら知りません。
 
何だかんだで今日も平和でした…とでも思ったかい?いいや思わない(反語)。
 
「みんなの期待に応えなくっちゃ!」うさ子はとびきり派手な衣装で平和をおびやかします。
 
魔王うさ子誕生の瞬間でした。「ククク…しんさいんどもを根絶やしにしてくれる」
 
と思ったらうさ子が根絶やしされそうになりました。うさ子は逃げました。
 
今度はしんさいん達がキャッチャーハンドでうさ子を追跡しだしました。
 
あまりに必死に逃げたので、うさ子はいつのまにか世界一のランナーをこころざしはじめました。
 
「アナタ、今度はランナー?前はダンサーって言ってたじゃない。そんなにコロコロ夢を変えるなんて…」お母さんが呆れます。
 
「アンタ誰よ!アタシお母さんなんて…いないわよ!」うさ子はぶち切れます。
 
なんて言ってる間に地球一周し、戻って来たうさ子はあっけなく捕まりました。あっはっは。
 

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