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うさ子といううさぎのような宇宙人がいた記録

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T-225

今日はとても良い天気です。うさ子は布団に乗って空の散歩をしていました。

そこへ暴れ飛行機が現れ、うさ子にパンを買いに行けと言いました。

「滅びよ」うさ子が念じると、飛行機は木っ端微塵になりました。

因果応報、布団も木っ端微塵になりました。

布団に頼っちゃダメ…!自分の足で歩くの!普通に徒歩で移動することにしました。

ツーステップで軽やかに歩いていると、中二病を患っている男子がついてきました。

面妖な姿のうさ子を見て、中二病男子の妄想が爆発しました。

しかしそこは男子。心に秘めて通り過ぎます。

おや?男子が何か落としたようですよ?「ちょっと!指ぬき手袋落としたわよ!」

男子は顔を赤らめ、手袋をひったくっていきました。

うさ子が念じると、無礼な(思春期な)男子は蒸発しました。

しかしそこはうさ子。気体となった男子をしっかりキャッチ。

キャッチし、手ごねして、コロッケを作りました。

山原雄海という、自称グルメが「キャベツはどうした!」と怒り狂います。

「何かを添えなくても充分おいしいのがホンモノよ?」うさ子は

手からソースを噴射しました。こうかはばつぐんだ!

自称グルメ(52歳無職)の目に直撃したため、光を失うことになりました。サツバツ!

ただの散歩が殺伐とした戦いになるのはいつものことではあるのですが

そんなことは知ったことではありません。

でも、事実、そうなのです。ここにある、今が現実(リアル)なのです。

「今日はとても良い天気だというのに、私には嵐と変わらないわ」アンニュイなことを

叫びながらおじさんの残り僅かな毛をちぎっては食べちぎっては

油でかき揚げにしていきます。おじさんの頭皮はもはやペンペン草の1本も生えていません。

毛の代わりに手を植えてもみますが、メデューサよろしく邪魔なだけでした。

手がいやらしい手つきでうさ子においでおいでをしています。

「気持ち悪っ!!!」ドン引きを通り越して正気でいられなくなりました。

耳でおじさんの頭をなでるようにしてスパスパと手を切り落とします。

その切られた手は姿を変え、掛け布団になりましたよ。

人肉布団…。なんとかして、この、この世にあってはいけないおぞましい何かを消さなくては。

耳で布団をスパスパと細切れにしてみました。

うさ子が息を吹きかけると、たくさんのハートが生まれ

愛として降り注ぎ、世界を満たしました。表面張力ギリギリです。

うさ子はそれを布団袋に詰め、上に寝そべります。

その夜うさ子は百くすぐりの刑を受ける夢を見たのでした。

T-224

うさ子は初めてのフライトに緊張しています。

「大丈夫かしら、これ…というかヤバイわ絶対ヤバイ」

離陸する直前、飛行機はもう動き出しているのに、窓の外には煙が立っています。

パイロットとして初のフライトだというのに、このままでは大惨事です。

こんなのは嫌だ!うさ子が床に転がったその時です。

手のひらに乗るほど小さいサイズのオッサン作業員(22~58歳)が一斉に機長室から出てきました。

そしてあっという間に乗客を避難させました。ひとり床に転がるうさ子。

ホッとしたうさ子は、そのまま深い眠りについてしまいました。

CAの「お客様!」という声で大変不愉快な目覚めをもたらされました。うさ子マジ切れ。

ものすごい歯ぎしりをします。二度寝です。

「あと5分だけ…!」自らに呪いをかけました。うさ子は5分では起きないでしょう。

うさ子はその時、夢を見ていました。とてもきれいな風車小屋の前でおじいさんとたかしがスクワットをしている夢です。

なんて美しい夢のような光景なのでしょう。やがておじいさんとたかしは軽やかに踊り始めました。

フォークダンスを踊っていた2人はうさ子に目配せをしました。

しかしうさ子は目を伏せ、視線をかわします。

行き場を失った視線はひたすらに直進し、やがて

明治のチョコ工場生産ラインに紛れ込みました。

板チョコをキレイに割りながら進む視線は

やがて色がつき鮮やかになり、うさ子も鮮やかな青になりました。

ラインにM&M'Sが紛れ込むやいなや、内部告発者が新聞社にタレこみました。

そのあたりで

飛行機が落ちました。

うさ子はショックのあまりチョコをモリモリ食べました。うまい!これはうまい!

しかしそこはかとなく渋い?

ひょっとして、ロマンスグレーのナイスミドルに大ウケ?

ナイスミドル達は目をギラギラさせてうさ子に押し寄せました。

頼りがいのある上司、物静かなお父さん、チョイ悪な金髪のオッサンとよりどりみどりです。

1ダース525円(税込)で出荷しました。

おっさんがたくさん買っていきました。

チョコがバカ売れする店をよそに、墜落事故の現場は犠牲者こそいないものの、えらいことです。

四季を無視して花が満開。

うさ子も手に花をたくさん咲かせました。

おじさんとたかしはそれをうっとりと眺めるのでした。

T-223

「うっ…苦しい…!!」
 
正月の餅を、おじいちゃんが喉に詰まらせて顔を真っ赤にしています。
 
その横で豆腐を喉に詰まらせたうさ子が身体を虹色にしています。
 
うさ子を見捨てておじいちゃんを助けたおばあちゃん。その間にうさ子は
 
さなぎになりました。
 
おじいちゃんの口に突っ込んだ掃除機で、おばあちゃんはうさ子を吸い取ろうとします。
 
みるみるうさ子はダイソンの遠心分離技術でカレーとライスに分かれていきます。
 
おばあちゃんはカレーが苦手なので、ライスに塩をかけおむすびにしました。
 
基本無料です。
 
すでに規格外なので、追加料金が発生しています。
 
パケット定額に入っていないせいで、料金が大変なことになっています。
 
あまりに高額なので、明細書を見たうさ子は思わず
 
残りのカレールーを使って商品発明し一発稼ぐことに。
 
なんということでしょう!うさ子はうっかり間違って嫁いでしまいました。
 
海沿いの街、漁師の家に嫁いで早一年。漁に出た船の上で元旦を迎えています。
 
漁師は「今日も頼むよ」とうさ子にロープをくくりつけ、海に放ります。
 
うさ子はクリオネをたくさん取ってきました。
 
そしてうっかりその場で食べきってしまいました。
 
クリオネはナゲットにするとおいしいそうです。
 
全滅したと思われたクリオネですが、うさ子が丸飲みにしていた生き残りがいました。
 
クリオネは居心地の良いうさ子の体内に住まうようになりました。
 
その頃クリオネ界ではカバディが流行していました。
 
カバディのチャンプを極めたクリオネは、頂点に立った頃空しさを感じていました。
 
そこで、バディというアレンジ競技を考えました。
 
どこか熱苦しいクリオネは、サムバディトゥナイという曲を考えました。
 
大ヒットまちがいなし!!ということで早速CDを製作しました。
 
それを面白く無いと思ったうさ子は胃液で応戦することにしました。
 
胃液は地球を優しく包み込みました。
 
それにより、マグマが溶け出してきました。
 
外をカリカリに香ばしいデニッシュ生地で閉じ込めました。
 
つまりそれがナンです。パンではなくナンなのです。
 
そう、実は前半のカレーのくだりは伏線だったのです…なんということでしょう。
 
宇宙に住んでいるおじいちゃんが、そのナンをおいしくいただきました。
 
しかし喉に詰まらせてしまい…ナンということでしょう…。

T-222

ローマ帝国にタイムスリップしたうさ子。なんかいい感じです。
 
状況を説明している剣士。よく見ると剣をそのへんに放置しています。
 
とりあえず話を聞き、ポーズを1つ2つ習いました。
 
味方の士気が下がるポーズと、敵の士気が下がるポーズです。
 
それぞれ試してみたところ、剣士は敵だと判明しました。
 
よく見ると靴がスリッパだったので、まずそこを狙いました。
 
スリッパのかかと部分にまきびしを置いてやりました。
 
これで、1ポイント獲得です。
 
怒った剣士は腹いせにBOXを投げつけてきました。
 
XBOXで、当たると痛そうなので避けました。
 
逆上した剣士は、近くにあった鈍器で接近戦を挑むことにしました。遠距離で負けたので。
 
剣士がゲームキューブを投げようと振りかぶったところへ
 
バーチャルボーイの足の部分でうさ子が目を突きました。
 
「イタイ!」剣士がささくれました。
 
「はっはっは!YOU WINDOWS!!」
 
すかさず剣士がMACと投げて反撃を試みます。
 
うさ子はそれをiPadでガードに成功!返しで3DOを地滑らせさらに反撃!
 
足を取られて剣士は転倒しました。うさ子はとどめとばかりにDSのタッチペンで剣士の目を狙います。
 
剣士は反射的にPSPで目を守ります。
 
タッチペンは画面保護シールの所で止まりました。
 
「今だわ!」うさ子は今度こそとどめと言わんばかりにドリームキャストを手に取りましたが、攻撃するのをやめました。
 
そして、セガサターンでボッコボコにしました。
 
今や準エロゲーハードにしているのでちょっとだけ大切にしようと思った模様。
 
しかし、ドリームキャストソフトはセガガガしか持っていませんでした。
 
一方、サターンのソフトはサクラ大戦とウィンターヒート、と充実しています。
 
剣士はノートパソコンを取り出しました。
 
外付ドライブがこんがらがりました。
 
剣士もうさ子も無数のケーブルに縛られ、身動きがとれなくなりました。
 
そんな2人を見て「ゲームギア最強!」と絶叫する男が。
 
ケチャップで隈取をしたイケメンがゲームギアを高々とかかげ
 
空の電池の山をバックに、プレイ時間トークを始めました。
 
うさ子はミニ四駆も趣味としていて、ニカド充電池を持っていたので空の電池は無縁です。
 
山積みの電池を見た買い溜め撲滅団体が憤慨しました。
 
はーんーたい!はーんーたい!
 
これをヒントに「ゲーム撲滅」というゲームをうさ子が開発、発売しました。びみょうに売れました。

T-221

いざかやでうさ子が酔いつぶれています。
 
「お客さん、そろそろ開店なんですけど…」
 
しかしうさ子はぐでーっとしています。ベロンベロンです。
 
そのうちうさ子はペラッペラに平たくなりました。
 
店員はそのうさ子を丸め、おしぼり蒸し機に入れました。
 
これで開店できそうです。
 
ところが蒸したうさ子がふくれておしぼり蒸し機に詰まりました。
 
「ドゥーン!」と音を立てて爆発しました。うさ子が。
 
その音を開店の合図だと思った客が、ドアを突破して入ってきました。開店のお時間です。
 
とりあえずいざかや店主は焼きうさ子をさばいて客に出しました。
 
焼き色以外はウケています。笑う方の意味で。
 
まともな客は誰1人として注文しませんが、悪ノリしている大学生の新歓コンパ席から注文が入りました。
 
出された焼きうさ子に、コンパのテーブルはすっかりお通夜ムードです。
 
店の外には参列者があふれ、様子を見守っています。
 
焼きうさ子は悲しみのあまり浄化しました。
 
砂と化していくコンパ一行。風にのってどこまでも。
 
秋葉原に辿り着いた砂コンパ一行はとりあえず
 
店先のパソコンの排気口から入り込み、不具合の原因になってみました。
 
また風に吹かれてどこまでも飛んでいきます。今度は浅草。
 
観光者を砂まみれにし、テンションがっくりダウンさせます。
 
次は銀座。アップルストアが砂で埋め尽くされました。
 
次は上野。動物が砂まみれです。
 
そして新橋。特に何もしませんでした。
 
次第に砂をかぶせることしかできないことに気づいた砂コンパ一行は絶望し
 
砂袋に引きこもりました。
 
やがて行き着いた先は、とある公園の砂場。ちびっ子たちにもみくちゃにされます。
 
ちびっ子たちから逃れたい一心で、いざかやに飛び込みました。
 
そこでアメリカの岩塩に出会いました。
 
岩塩は一行を大変気に入り、握手を求めました。しかし岩塩には手がありません。
 
そこで、手を彫ることにしました。ピックでガンガン削っていきます。
 
削った岩塩を片っ端から食べたうさ子は気分が悪くなってきたようで
 
砂糖になりたくなりました。
 
しかし調味料の棚で他にあったのは、練乳でした。
 
塩の練乳練りの出来上がりです。お酒のアテになるか、いざかや店主が試食します。
 
可もなく不可もなかったので砂で塗り固めてテレビの横に飾りましたとさ。

T-220

「ホゥアチャーーーーーッ!!」
 
「ホゥオオオーーーーー!!」
 
「タァイヤァァアァーーーーー!」
 
「ハァ、ハァ…ッ、ハァ…」
 
「ガハァッ!!……!」
 
「YOU WIN!」
 
「YOU WINDOWS!」
 
「だあぁぁ!!また負けたわ何このクソゲー!!」うさ子は絶叫します。
 
「CONテニュー!」ハンパにカタカナ混じりで余計イライラします。
 
「もうこんなのガメオベラよ!!」ゲームの電源を切り、半分過ぎた休日を後悔。
 
「そういえば飲まず食わずだったわ…」マックに向かうことにしました。
 
入り口前のベンチに激しい笑顔のピエロが偉そうに座っています。
 
「やらないか!(バイトを)」
 
「ホゥアチャーーーーーッ!!」
 
ピエロにフライングクロスチョップをかましたうさ子は
 
そのピエロの代わりになることを強いられました。
 
嫌々なので、全く集客をする気がありません。声も出さずにボンヤリしています。
 
売り物をもっしゃもっしゃわんぱくにつまみ食いします。
 
油の中から直に食べます。
 
うさ子はめんどくさくなって油にダイブしました。
 
中には文明が栄えていました。
 
文明開化したうさ子は、とりあえず火を起こしてみました。
 
油に引火しました。
 
その晩、店のブログも炎上しました。
 
人間は脆いなあ、とうさ子はしみじみ思いました。
 
そして人間に代わりこの世界を治めることに決めました。
 
まず汚物を消毒するために大量の塩をまきました。すかさず関取も塩をまきます。
 
ムカついたうさ子は岩塩で関取を殴りました。
 
殴った拍子に塩を含んでしまったうさ子は
 
塩子へと成長できました。
 
塩子は「私はヒトに必要不可欠な存在です!」と人々に訴えています。ローカルTVで。
 
塩はともかく意志を持った人間以外の生き物を排除したがる地球人は、塩子を
 
スカイツリーの展望台へとじこめました。
 
塩子はいいかんじの佐藤になり、
 
スカイツリー佐藤として今日もてっぺんで叫ぶのでした。「ホゥアチャーーーーー!!」

T-219

「イタッ!」うさ子は深ヅメをしてしまいました。
 
深ヅメとは、深い森の中で魔物ヅメとエンカウントすることです。
 
しかもバックアタックでした。もうだめです。
 
うまいことビンタを避けましたが、顔に大量の生クリームが直撃しました。
 
おいしい生クリームにうさ子はメロメロになってしまいました。もう夢中です。
 
生クリームに恋したうさ子は猛烈アタックを試みます。
 
生クリームが座りやすいケーキを焼いてあげました。
 
キレイに生クリームを盛りつけましたが、もっともっとキレイに、美味しくできるはず。
 
ゴクリ…生唾が湧いてきます。生クリームの外側にいるヅメによだれがかかりました。
 
ヅメは溶けました。
 
ケーキもついでに溶けました。
 
シュークリームはおいしいです。
 
けれど甘いモノが実は嫌いなことを思い出したうさ子はシュークリームを
 
辛くするために、マスタード、トウガラシ、セメントを入れました。
 
出来上がったシュークリームは、道端に放置されることになりました。食えんし。
 
すっかり忘れた頃に再びそこを通りがかったうさ子は、シュークリーム?を拾っていました。
 
深ヅメしたあの時の思い出が蘇ったのです。
 
そんな折にまたヅメとエンカウントすることになりました。ていうかお見合いです。
 
「あの…ご趣味は?」
 
「それはあなたの友人に言って下さい」ヅメは淡白に言い捨てます。
 
しょうがないので友人のシンドラー君にメールしました。
 
「送信先が間違っています」と無情なシステムからの返答が。
 
どう見てもうまくいっていないお見合いだというのに、うさ子は帰ろうとしません。
 
行きの電車代しか持って来なかったからです。
 
ヅメはうさ子のことがちょっとかわいそうになりました。
 
そこで友人を紹介することにしました。
 
が、そこでヅメは自身も孤独の身ということに気が付きました。
 
うさ子とヅメは「こどくハウス」を建てました。1994年。
 
21世紀の今、そこは人々から「化物寺」と呼ばれています。
 
心外ではあります。
 
しかしビジネスチャンスなのです。
 
「カップルハウス!ラブラブになれる」とうたい、幾多のカップルをとりもちまみれにしていきました。
 
泣き叫ぶカップルを見て高笑いするうさ子とヅメ。
 
2人は初めて心から意気投合して、ガッシと握手!!
 
その拍子に深爪が新しくできました。

T-218

うさ子に関する研究レポート 2011年4月17日
 
(1)はじめに
 
 うさ子はうさぎではない。たぶん。きっと…。あっ、でも耳の生え方がそれっぽいのである。
 
 そんなうさ子の研究を私は長年続けてきた。これはその記録であり、ダイアリーであり、そういうのである。
 
 ちなみにダイアリーなので一般人は閲覧禁止なのである。
 
(2)正しい保存方法
 
 一度キレイに水洗いし、よく乾かした後、全身をていねいにブラッシングする。
 
 ヘブン状態直前にブラッシングをやめ、軽く舌打ちをさせる。
 
 そのままラップでくるんで冷蔵庫のチルドルーム(それ以外は不可)へ。
 
(3)故障かな?と思ったら
 
 ビンタして下さい。ただし、全身が青くなってきた場合は
 
 よーく伸ばしてあげると復活…するんだっけ?
 
 大体71%くらいじゃなかった?
 
 それでもダメなら、もう一度水によく浸けます。20分。
 
(4)やってはいけないこと
 
 プライドを傷つけてはいけない。
 
 ビンタ。もしくはよーく伸ばすこと。
 
 私のダイアリーを勝手に読むこと。
 
 ※読んだ者には身体がバネのようにねじれる呪いをかけたので多分大丈夫。
 
 レンジで加熱すること。
 
(5)好物について
 
 基本的に何でも食べる。中でもカレーは丸呑みしたりよく咀嚼して味わったりする。
 
 まさおも好んでいるようなので、与えるとよくゴマをするようになる。
 
 お酒はバーボンロックをバーボン抜きで頼むのがうさ子流である。
 
 しかし私は違う!私は絶対にそんなことはしない!バーボンはバーボンとして飲むのが普通だ!しかし…
 
 梅干しは大好きである。
 
 犬好きでもある。
 
 しかしこれらのものを過剰に与えると、うさ子の性格が増して横柄になるようで、注意が必要。
 
 また、水分のやりすぎで植物になるかもしれないので、気をつけてもいいと思う。
 
(6)まとめ
 
 貴様ッ!この日記、見ているなッ!?
 
 忠告したはずだ!!絶対に見てはならないと!!お前はもうすぐバネのようにねじれ、
 
 ぴょんぴょん跳んでぴょんぴょんと呟きたくなるだろう!!!
 
 というか、君がうさ子だろう!!
 
       ─著者、杉田玄白

T-217

うさ子は立っていました。
 
セクシーポーズで世のひよこたちを総ナメにしつつあります。
 
そこへ何も知らずにチキンがやってきました。
 
うさ子は足蹴にしました。「弱虫に用は無いわ!!」
 
チキンはキチンとまちがいを指摘しました。「虫ではなく鳥です」
 
細かいことを気にする奴と、シイタケが何より嫌いなうさ子は、チキンを火あぶりの刑に処すことにしました。
 
おいしかった!
 
鳥ガラで小さなスープ屋も始めました。
 
ひよこにスープがウケてお店は大繁盛しました。
 
しかし、コーンポタージュ派のポップコーンおじさんが
 
鳥ガラを盗んだ挙句に謎のオーブにすり替えてしまいました。
 
イエローオーブだったので、勇者とかいう人に売りました。
 
その資金を使い、スープ屋は2号店を出すことにしました。出店場所はどこにしましょうか。
 
どこがいいですかね。
 
赤坂サカスの裏とか?
 
ピサの斜塔のてっぺんに出しました。
 
その重みで、ピサの斜塔はまっすぐになりました。
 
嫉妬したポップコーンおじさんが盗んだ鳥ガラを取り出し
 
ニヤリと笑い、意味深に呟きました。「甘いな…」
 
特に誰も挑発に乗りませんでした。1人虚しくその場に立っていました。
 
「ところでピサの斜塔ってまっすぐだと何て呼べばいいの?」「ピサの塔?」
 
ピサの斜塔をピサの塔にした罪でうさ子は裁判にかけられました。
 
「おまえムカついたから有罪」という判決が2秒で出て、うさ子は途方に暮れました。
 
「とほう」うさ子は言ってみました。
 
ちょっとツボに入ったようで、裁判長がクスリと笑ったのですかさずうさ子は
 
「クスリ」と言ってみました。ちょっとしてから「ナロンエース」と言い直しました。
 
「お前は死刑」笑ってしまったことを屈辱に感じた裁判長の逆襲です。
 
そこへ、オーブとかいうやつを売った勇者が入ってきました。
 
後から僧侶、戦士が入ってきました。
 
しんがりはあの武器屋です。武器屋は白目をむき、狂ったようにせいぎのそろばんを裁判長にぶつけ
 
おもむろに服を脱ぎだし、全裸に皮の盾一丁で「ベホマ!!」と絶叫すると
 
その声がむなしくこだましただけだったので虚しくなったうさ子は
 
ニフラムで武器屋を消してあげました。
 
「あっ、気にしなくていいよ、ニフラムで消えちゃう俺も悪いし…」武器屋は最後に言い残し、
 
去っていきました。人々もゾロゾロと退室し、残されたうさ子はひとり裁判室に立ち尽くすのでした。

T-216

足の裏に何か刺さってる。
 
シルバニアファミリーのウサちゃんの鋭利な耳でした。まさに妖精。
 
耳以外はどこにあるのでしょうか。あたりを見まわします。刺さった耳はそのままです。
 
「これがうさ界七不思議の1つ…」おばあちゃんは言いました。
 
おばあちゃんがもぐもぐしている口の中に、ウサちゃんの耳以外がありました。
 
ウサちゃんです。
 
もぐもぐされてるウサちゃんを助け、とりあえず刺さっていた耳をつけてみます。
 
溶接。
 
溶接した根元と頭が熱でドロドロ溶けだして、ちょっとしたバイオハザードです。おぉう。
 
ヤケになって全部溶かして練り固めてみました。あっちい。
 
消したい過去もついでに混ぜていました。
 
なんということでしょう!きれいなうさ子が出来上がりました。
 
しかし、足の裏に何か刺さっています。
 
「こまけぇこたぁいいんだよ!!!」刺さっているものをうさ子は
 
電解。
 
電気バチバチの演出で骨がスケスケになったお陰で、あばらにヒビが入っていることがわかりました。
 
「こまけぇこたぁいいんだ…いいんだ…」うつろな目でウサちゃんに語りかけます。
 
ウサちゃんはふるえるうさ子の手を取りました。
 
美しい友情が芽生えた後、ウサちゃんはキャラがかぶっていて気に入らないうさ子の手をへし折り
 
耳をガッと持ち、至近距離で「お前は余計なんだよ!!!」と絶叫すると
 
ウサ耳の代わりにゾウの耳をつけてあげました。住み分け完了。
 
ゾウの耳は案外便利で、飛べるようになりました。
 
気の向くまま近所を飛んでいたら、子供に石をぶつけられました。
 
うさ子は子供につばを吐きかけました。
 
子供は怒り心頭でボウガンを放ちました。
 
みごとうさ子に命中して、子供はうさ子ブロマイドをプレゼントされました。
 
さらに、血で染まったボウガンの矢もついてきました。
 
「ペロリ…こっこれは!!?」
 
まるでクリアクリーンのような味でした。
 
「おい、他の部分なら別の味がするかもしれねぇぞ。つかまえろ!」子供たちはうさ子を狩り始めました。
 
これが俗に言う「世界うさ子狩りブーム」のきっかけです。
 
「一狩り行こうぜ!」が合言葉です。
 
そんな世界を尻目に、うさ子は宇宙(そら)で無重力の旅を満喫しました。
 
「こまけぇことはいいんだ…いいんだ…」
 
細かいことを考えすぎたうさ子は足裏にウサ耳が刺さっていることに気づき、そこで初めて痛がりましたとさ。

T-215

こんにちは。只今うさ子は崖から落ちそうになっています。
 
「こんなの、あんまりだよ…!」うさ子の手は今にも離れそうです。
 
上から見ていた少女は、うさ子を助ける気にはなれないのです。
 
なぜなら彼女は落ちている途中だからです。
 
「あんまりだァーッ」落ちてきた少女は、そのまま落ちてゆきました。
 
うさ子は道連れにされました。
 
「この子を足蹴にすれば助かるかも…!」うさ子は画策します。
 
一瞬のスキをついて、少女の体に足をかけ、ふんばって跳躍しました。
 
成功です!ふりだしに戻れました。
 
うさ子に2ポイント加算されました。
 
30ポイントたまったので、絵皿と交換しました。
 
お母さんが喜びました。
 
崖の上に住んでいることも忘れてピョンピョン跳ねたりしています。
 
うさ子が床に刺さりました。
 
思いのほか居心地がいいので、このまま暮らすことにしました。
 
床に刺さったうさ子はとぐろを巻いていました。
 
赤いうさ子がスキップしながら家に入っていき、とぐろうさ子に
 
巻き付きました。
 
ミックスソフトクリームみたーい!
 
「かわいーい!」とぐろうさ子たちにときめいたJK(アメリカ出身・男)は近寄り
 
棒でつつきながら危険が無いことを確認しつつ
 
インテリアとしてそのまま放置することにしました。
 
「こんなの、あんまりだよ…!」とぐろうさ子たちは愕然とします。
 
しょうがねえので、植木鉢に植えました。頭から刺さっているのでスケキヨ状態です。
 
2分で飽きたJKは風と戯れに行きました。
 
一方、とぐろうさ子たちは程よく育ちました。
 
とぐろをまきすぎて、ぞうきんしぼりみたくなってしまいました。
 
アートとしてはかなりいい感じで、名所になりました。
 
とぐろうさ子はまいにちしゅちにくりんのひびをすごしました。
 
が、1日に1回は「ハハハ…こやつめ」と行ってしまう病気にかかってしまい、
 
No.1ホストにうっかり言ってしまったために、とぐろをまっすぐにされてしまいました。
 
アートとしても名所としても、とぐろうさ子は地に落ちました。
 
もはやとぐろではないのですが、2人で1つの生き物になってしまった元とぐろうさ子は、
 
2ポイントを取られてしまった訳でして。
 
まさに崖から真っ逆さまの転落人生でございました。ハハハ…こやつめ。

T-214

うさ子は今、とても穏やかな気分なのでした。
 
うららかな春の日差しの元、ひなたぼっこをしています。
 
ふがしを食べてふがふがしていると、フランス人が声をかけてきました。
 
「ポンジュース?シュークリーム?」うさ子はそれを聞いて
 
「ふがふが、ふがし、ふがふが」と言いました。
 
「ふがしに合うポンジュースは…これェ!」とフランス人が出した味は、
 
うさ子の口には合わず、お口にとろけるほどのまずさでした。
 
うららかな春の日差しが、ガラス部屋の直射日光に感じるほどです。
 
うさ子はみかんアレルギーでした。体中から汁という汁が出ます。
 
「えぇいまずい、もう一杯!!」新商品うさ子汁の完成です。
 
裏のおじいちゃんが味見すると、けっこうおいしいようでした。
 
うさ子は、よかったなあと思いました。
 
裏のおじいちゃんがスポンサーになったので、大量生産ができるように
 
なりましたが、その分工場は激務に。薄給でこき使われる従業員は不満を募らせています。
 
ある朝、従業員はストライキを決行。工場が止まりました。
 
うさ子は、よくないなあと思いました。
 
うさ子は持てる限りのうさ力で工場を動かしてみました。
 
3cm動きました。
 
まっしろにもえつきました。
 
なんとその白さは驚くほどの白さです。通りがかりのラガーマンがびっくりしながら
 
ボックスステップで畑を耕す程の
 
ハイジャンプでK点超えしました。
 
ラガーマンにより、工場の従業員も改心しつつあります。
 
気をよくしたうさ子は、従業員に札束をばらまきました。
 
そして札束で従業員のほほを叩いてまわりました。
 
従業員も左ほほを叩かれたら右ほほを出しました。うさ子は右ほほを叩く。を繰り返します。
 
従業員たちのほほがぽんぽんに腫れていきます。
 
そのほほから小銭がたくさん出てきます。
 
全部5円です。
 
新商品、うさ子5円の工場ができました。
 
そして持てる限りのうさ力で工場を動かしてみました。
 
「カネのチカラってのは、恐ろしいもんだな。工場ひとつあっという間に動かせる」
 
そういってうさ子は静かに息を引き取りました。
 
工場はフランスに移動していましたが、従業員は札束を抱えて逃げた後でした。
 
そう、天国のうさ子は今、とても穏やかな気分なのでした…。

T-213

うさ子がさっきアップデートされました。
 
バージョンが1.10になり、新たな機能が追加されました。
 
それは、まず演技がうまくなること。
 
花瓶の花を手に取り、口にくわえることで悔しさの表現が+10されます。
 
また、いくつかの不具合が修正されました。
 
壁の中にめりこんで出られなくなった時、アリアハンへ飛ばされるようになりました。
 
サ行が正しく発音できるようになり、うさ子はごきげんです。
 
「ライオン♪ネコ♪イヌ♪キナコ♪」鼻歌炸裂です。
 
ただ、アップデートを待つ間にうさ子の村は全滅していました。
 
バックアップがフロッピーにとっておいてあるので安心です。
 
しかし、うさ子はフロッピーが受け付けない機体(カラダ)になっていたのです。
 
口に含んだフロッピーが宝石になって口から出ていきます。
 
「ああ…まあそれでいっか」うさ子1.10は宝石をうっとり眺めました。
 
そしてとんがりコーンのようにすべての指にはめました。
 
すると偶然通りがかったアラブ石油王の目に止まり、豪邸に招かれることになりました。
 
うさ子はアラブの石油王に言いました。「私の村を元通りにして下さい!」
 
石油王はうさ子のあたまを優しくなでました。すると
 
うさ子の耳がぽろりと落ちました。
 
石油王はそれに下味をつけ、
 
アップデートをしました。
 
致命的なエラー発生!うさ子の身体が青く染まりました。
 
それを見た石油王もみるみるうちに青くなっていきました。
 
世界は青く染まってしまいました。
 
目の前が真っ青になったうちの1人、仁村たかしくんは信号の色がわからず、道路を飛び出してしまいました。
 
それを見たブルーマンはそれとなく動いて注意しましたが、周りも青くてわかりません。
 
世の中は今まさにブルーブルー教に染まりきってしまったのです。
 
青いうさ子はどや顔をしながら
 
ペン回しの上手さをアピールしています。たかしくんは原付と接触してしまいました。
 
袖擦り合うもなんとやら、たかしくんと原付は仲良くなりました。
 
今日も一緒に習い事に向かいます。
 
なぜか原付とうさ子を従え、たかしくんは習い事に向かいます。
 
青い建物に入った途端、うさ子は意識を取り戻しました。アップデートされたようです。
 
後日、修正パッチも入り、ようやくうさ子は冷静を取り戻してきました。
 
しかし、アップデートによって背が230cmになっていました。
 
その後宝塚でトップの男役に成り上がったのはまた別のお話…。

T-212

うさ子はその場で立ちすくみました。
 
寝る前に歯磨きをしていたら、台所で「ヤツ」を見つけたのです…。
 
色々考えが巡りましたが、普通に闘うことにしました。右手には白旗!
 
左手にはアースジェット!白旗を上げつつ応戦する汚いやり口です。
 
とりあえず白旗を振ったら、棚にあたって物が落ちてきました!
 
それをキャッチ!そして地面にドーン!!!
 
ヤツが潰され、うさ子大勝利です。
 
物は顔面でキャッチしたので、ある意味負けです。
 
ヤツを処理しようと思っても、ティッシュがありませんでした。絶望。
 
しょうがないので白旗でくるみます。
 
それを向かいのゴミ箱にシュウゥゥゥゥーッ!!
 
ピピーッ! 3ポイント入り、うさ子チームは37点になりました。
 
あと89点で優勝です。
 
うさ子チームのエースは白い飲み物を飲み干しながら、こう呟きました。
 
「ミルミル!!!」
 
エースの薬物不正使用が認められ、うさ子チームは失格となりました。あーあ。
 
ミルミルだと言い張っていた白い飲み物はバリウムでした。
 
胃カメラのパイロットとなったうさ子は、エースうさ子の中を探索して回ります。
 
胃がんでした。
 
中にはピロリ菌が。正式名称はヘリコバクター・ピロリ菌です。
 
ピロリ菌はがん細胞を頑張って取ろうとしています。うさ子細胞(パート)も頑張って
 
正常な細胞を切りつけました。これでは逆にがん細胞です。
 
現代の医学では、この病を治すことができません。うさ子は、延命治療を受けて余命半年と宣告されました。
 
宣告してきた医者の手には白旗。もはやお手上げということでしょうか。
 
そして反対の手にはアースジェット。害虫とみなされたようです。
 
医者もまた、胃がんでした。白旗はそっちの意味もありました。
 
そしてそのまま、医者は絶命しました。
 
うさ子の意識が遠くなった時、空からおじいちゃんが降って来ました。
 
「ヨシズミはおばあちゃんが降るって言ってたのに…!アタイ、だまされたのね!!」
 
現実は非情です。うさ子はそのまま天に召され、天国での生活が始まりました。
 
現世に残された生き物がすべて天国か地獄に来たため、窮屈です。
 
大丈夫だ、全てはドラ○ンボールで元に戻る。
 
気がつくと夜。台所で立っていました。
 
寝る前に歯を磨くうさ子。
 
そしてヨシズミと仲良く床に入るのでした。めでたしめでたし。

T-211

プロレスラーとしてリングデビューすることになったうさ子。
 
リングネームはアントニオ猪木です。
 
しかし、婦人団体から「アゴがしゃくれてない」と強い抗議を受けたので、
 
アジャ・コングに変更しました。
 
しかし、全日本タクシー連盟から「体格が貧弱」と強い抗議を受けたので、
 
ジャイアント鯖にしてみました。
 
ついでにカチンと来たのでマッチョになってみました。
 
手だけ。
 
すると、手から何か“気”のようなものが出るようになりました。
 
あと、なんか、空も飛べるはず。
 
君と出会ったキセキがこの胸にあふれているんだそうです。
 
著作権団体から本当に強い抗議を受けたので、うさ子はいい加減カチ切れました。
 
「アイキャンフライ!ユーキャン通信講座!!」崖から空へフライアウェイです。
 
ピロリロピロリロピロリロピロリロピロリロピロリロピロリロピロリロ
 
ピロリ菌になりました。
 
正式名称はヘリコバクター・ピロリ菌です。胃がんの原因となる悪性の細菌。
 
しかし、その名前は「お前が名前を使うとかもせないからダメ」と細菌から抗議が
 
NHKの手によってお昼のニュースで流されてしまった事によって
 
お茶の間が洋画のベッドシーン放送時より気まずくなりました。
 
しょうがないのでポロリ菌と名乗ってみました。
 
「なんか卑猥だからNG」と抗議されました。頭にきたうさ子は
 
ポカリ菌に改名、何が来ても開き直るつもりです。
 
ポカリポカリポカリポカリポカリポカリポカリポカリポカリポカリポカリポカリス
 
すると、ポカリスくん(8)が「学校でいじめられる」と抗議してきました。
 
「いじめられたら、いじめかえせばいい!」無茶な意見で対抗しました。
 
教科書に書かれたラクガキに対抗して、いじめっ子の教科書という教科書にうさ子の絵を描きました。
 
うさ子が。その様を見ていじめっ子がポカリスくんに同情し、結果的にいじめが減りました。
 
しかしポカリスくんの両親から抗議を受けました。「悪影響!!」
 
CERO Z指定を受けたうさ子、対面には18歳以上でないとなりません。
 
すると、婦人団体から「アゴがしゃくれてない」と強い抗議を受けました。
 
方々から抗議を受けまくったうさ子は、ぶち切れました。そこらへんの靴紐をぶちぶちと
 
ひきちぎった後にていねいにはんだ付けしました。
 
情熱と冷静さの狭間で、うさ子は自分が変わっていることに気が付きました。
 
そう、どう見ても18歳以上…どころかすっかり老人の姿に。これではプロレスラーにはなれません。
 
悲しみを背負ったうさ子は1人静かにつぶやきました。「やむちゃしやがって…」

T-210

ごきげんよう。ウサコ・デラックスです。
 
かっぷくのいいウサコ・デラックスは、イケメンを物色し始めました。
 
横でディレクターが半笑いでひざまずいています。
 
今をときめくアイドルグループ竜巻メンバーの貞操が危ない!
 
が、まあよし!
 
半笑いのディレクターをひっさげ、世界のイケメンをじゅうりんする旅に出ます。
 
そんな時、イケメンがラーメンになる事件続発!
 
結果的に、ラーメンロケになりました。
 
ウサコ・デラックスの眼光がするどく光り、よだれがだらだら止まりません。止まりません。
 
そんな演歌を有田(52)の前で歌いました。
 
本当に大切な物が何かわかりました。
 
それは、アゴの下。ふかふかしたところです。ふつうの体型では発達しない3重アゴ。
 
有田(52)のアゴ下をふにふにしつつ、ウサコ・デラックスは眉間にシワを
 
作ってみたらそのシワの隙間からよくわからない生き物が出てきました。
 
それが、デラックスです。
 
デラックスはふがふがしています。
 
デラックスのために、おがくずとゼリーを買いました。
 
祭りの出店で買えるようなものとは違い、野生のデラックスは20年以上生きます。
 
残された抜け殻は、もはやただのうさ子。1年と生きられません。
 
1年後、そこにはおがくずに囲まれ大往生目前のうさ子が…
 
すでにそばには死神がお迎えに来ています。外にはハイヤーもいます。
 
そこに、あのデラックスが戻ってきました。ゆっくりとうさ子の元へ近づいていきます。
 
デラックスは世の中のイケメンとセクシーダンスを踊りきり、デラックスとしての勤めを終え、
 
最後に領収書を切りに来たのでした。
 
但書「お前の人生」
 
うさ子はおがくずの奥から預金通帳を出し、デラックスにそっと渡すと息を引き取りました。
 
次の瞬間、ムクリと起き上がりました。「んー、5秒くらい寝たかな?」
 
「5秒7です」秘書はしっかりカウントしてました。
 
生き返ったうさ子を見て、デラックスは喜びました。
 
その喜びをうさ子にぶつけました。合体!そして
 
変形!!「見よ!これがアタシの真の姿…!」
 
足が10本、手が12本、頭が4本、体表が毛で覆われたクリーチャーです。
 
これぞ、デラ子うさックス。
 
「………んー、ボツ」
 
ダメ出しされましたが、意外に便利な体なのでよしと思いました。イケメンになったし。

T-209

うさ子ははちみつを浴びています。くまにこれから食べられるためです。
 
耳の中までていねいにすりこんでいきます。
 
はちみつを提供してくれた、マタギの高村健さん(72)は、うさ子にその理由を尋ねた。
 
そんなナレーションを自分で脳内に流しながら、内蔵まではちみつで満たします。
 
身体をはちみつに乗っ取られてしまいました。くまさん大喜び。
 
しかしはちみつはくまさんを飲み込みパワーアップ!
 
はちの巣になりました。
 
通りがかった王様うさ子は、そのはちの巣をオブジェにしようと持ち帰りました。
 
全身はちの巣にされましたけどね。
 
1つの街を飲み込むほど巨大になったはちの巣を駆除するために、軍隊が出動しました。
 
まあ全身はちの巣ですよね。もう穴だらけってもんじゃないです。
 
その威力、まさにヘビーマシンガン。弾数はそれなりです。
 
ちょっと落ち着いてきたので、はちの巣らしく森に帰りました。
 
森では巨大グリズリーが笑顔で待ち構えておりました。
 
そんな彼も今では立派にはちの巣として人生を歩んでいます。
 
そこへはちの巣ハンターの夫婦がやってきました。
 
気づかれずにはちの巣に近づくと、表面を調べて…細い針で一撃!
 
巣の中にいる女王ばちの腰にヒット!長らく悩まされていた腰痛が治りました!
 
暗雲が晴れ、すべてが終わって平和が戻ったのでした。
 
2万年後、元うさ子のはちの巣と元巨大グリズリーのはちの巣は子持ちになっていました。
 
しかし、はちの巣ハンターの主婦だけは化石になっていました。主婦だからです。
 
そんなはちの巣をどや顔で見つめるうさ子。
 
ムカつくので全員で舌打ちしました。
 
「っていうか、あいつ今何歳なんだよ…」2万年前のはちの巣の子が言います。
 
うさ子を1度でいいから消してみたい。そんな想いがふつふつと湧いてきます。
 
「キェーーーーーーーーーーーッ!!」うさ子が突如うめきだしました。
 
「5!」カウントダウンも始めました。
 
「6!」
 
「7!」うさ子が7つに分裂しました。
 
「6!」
 
「4!」
 
「3!!」はちの巣の子が周りをにらみつけます。
 
「2!!」7匹のうさ子が再びはちみつを塗りたくります。
 
「1?」2の前の数字がうろ覚えでした。
 
全員「はちみつ、だーいすき!!」

T-208

うさ子サイトがリニューアルしました。
 
まず、更新が日に3回になりました。書くネタを探しにうさ子奮闘中。
 
地面を掘っていると、早速ヒット!
 
お宝を集めて王様になろう!GREEで検索、無料です。
 
うさ子は王様になったことをサイトで報告しました。
 
3拍手もらいました。
 
100件以上通報されました。
 
しかしうさ子はプロバイダを使わず脳を直接ネットに繋いでいたため、あっさり雲隠れ
 
「出来ると思わないことだ!!」各地のデバッガーがあぶり出しにかかります。
 
しかも、物理的に。
 
うさ子の家の庭にわらが敷かれました。そこに四方から火が放たれます。
 
無数のうさ子があぶりだされました。
 
1人だけおいしそうにスモークされて出てきました。
 
あぶり出し隊は、これから飲み会なのでうさ子なんかを食べてる余裕はありません。
 
「あと、燻し出すじゃね?」とスモークうさ子につっこまれたので、イラッとして放置することにしました。
 
釈然としないので、自らツマミ台に立つスモークうさ子。
 
1人として箸をつけませんでした。
 
スモークうさ子はイライラし始め、逆にあぶり出し隊に箸をつけました。
 
あれ?けっこういける味?
 
しかし何かが足りない…!!
 
飲み屋の兄ちゃんに、ありったけの調味料を持ってこさせました。しょうゆ、塩、ゴマだれ…
 
辛そうでちょっと甘い、うまくないラー油…
 
結局普通の、いやちょっと贅沢に伯方の塩を使うことになり、
 
2tほど仕入れました。重くてヒザが壊れそうです。
 
ヒジが壊れました。
 
ヒモで補強しつつ、こうめちゃんを入れてそこそこおいしく仕上げました。
 
早速サイトにUPしました。
 
200件ものコメントが投稿されましたが、全部スパムでした。
 
スパムサンドの写真でお茶を濁してみました。
 
スパムサンドを酒のツマミにしつつうさ子は歌います。いぶし銀です。
 
でも歌はアメリカ国歌だけです。
 
ウィアーザワールド ウィアーザチルドレーン
 
世界中の子供たちが、無邪気にうさ子ににじりより、うさ子をくすぐります。
 
世界中をもんどり打ちながら回るうさ子。
 
「あははは…!うふふふふ…!!」でも、本当は、いつも1人。

T-207

うさ子は今、強大な敵を目前に大きなパンをほおばっているのでした。
 
ここはバーミヤンの禁煙席。
 
ヤツの名前はヘビースモーカー石井。本名は吉田です。
 
吉田は禁煙席にもかかわらず、チョコタバコをふかしています。
 
不二屋のカサ型チョコ派のうさ子にはそれが許せないのです。
 
吉田はバーミヤンの会計を済ませ、外へ出ていきました。後を追ううさ子。
 
その後を追う店員。食い逃げ失敗☆うさ子しょんぼり。
 
まあ無双してやるんですけどね。100円ショップで買ったプラスチック手斧を
 
ちょっと一工夫してチタンの斧に強化。
 
店員を半分にしたあと、吉田に渡して半分にしてもらいました。
 
半分になって分裂したうさ子Aとうさ子Bはありったけのカサ型チョコを吉田の口に入れ
 
「よしだなう!」とツイートしました。
 
フォロワー、0人。
 
鍵を掛けているので無理もありません。しかしフォローリクエストが…。吉田からでした。
 
どうにも腑に落ちないうさ子は、吉田をブロックしつつ目に涙を浮かべ
 
吉田の体をレゴブロックにして、それでイスを作りました。DIYかつDIE!
 
そこへ「吉田あぁー!!!」と絶叫しながら駆け寄ってきた人物がおりました。ペコちゃんです。
 
ペコちゃんは、怒りながら吉田イスをうさ子に投げつけました。
 
その拍子に舌を噛み切りました。
 
ペコちゃんのあまりに壮絶な死に様に、この事件は報道が制限されました。
 
ペコちゃんの親族は報道操作の現実に触れた気がしました。
 
悲しみのあまりうさ子もレゴブロックになりました。吉田ブロックとは噛み合いません。
 
どっちかがダイヤブロックの恐れがあります。
 
レゴブロック審議委員会が到着しました。バーミヤンから。
 
彼らはバーミヤンのメニューを食べつくし、満足して帰っていきました。
 
厨房には大量の皿が残されました。
 
今日入ったばかりの新人バイト君は、皿洗いを任されていたので一人で右往左往しています。
 
すると、後ろからポコちゃんが現れ、皿を数えて去っていきました。「82枚」
 
キリが悪いのでレゴうさ子を的に皿を投げ始めました。
 
レゴなので形を変えて楽に避けられます。75枚目までそう思っていました。
 
76枚目で首からパッと血が吹き出ました。
 
「こいつ!できる…!」レゴうさ子は血を出しきり、横たわりました。
 
あと一歩でも動けば死んでしまうからです。
 
「情けはかけるんじゃないわよ!!」と最後の力を振り絞って叫びました。
 
そう、去っていったはずのポコちゃんやうさ子たちにびっくりしたバイト君が叫んだのでした。あ、うん。それだけ。

T-206

時は幕末、海の向こうから黒船がやって来た、激動の時代…。
 
陸からは白馬車がわっさわさ。
 
空からはヤブ蚊の群れ。
 
地中からは支店長が大群で出勤。
 
負けじと黒船からは大量のペリーが港へ押し寄せてきました。
 
「うぬうっ、新時代の夜明けか…!」ひげうさ子が知ったような口ぶりでつぶやきました。
 
今ひげパーマをかけたばかりでごきげんなのです。
 
「おい新入り、なにサボってんだ!ジャガイモの皮むき、残ってんぞ!」えらそうなバイトです。
 
「ふっ…このひげにかけて皮を華麗にカールでくるんってむいてやんよ!」返すうさ子もビミョーです。
 
口ばかりで行動が追いついていません。あちこち刺されながらうさ子は
 
大回転して血混じりのハリケーンを生成!
 
黒船をへし折りました。
 
そのため、無数のペリーがうどんつゆの中で溺れています。
 
ここぞとばかりにつゆにワサビを溶かしだす非情なひげうさ子。
 
各ペリーの傷口にクリティカルヒット。思い出したくない過去とか。
 
それごと全部ちゅるんと飲み込みます。「のどごしいまいち!」
 
そんな激動の時代もどこ吹く風、うどんで一山当てたいうさ子は
 
うどんで地面を掘ってみると、支店長の生き残りを見つけました。
 
もしかして!と掘り進めると、今度はボウフラが湧いてきました。
 
おや…?ボウフラのようすが…? おめでとう!ボウフラは
 
社長代理に進化した!
 
出し抜かれて、怒り狂う支店長の生き残りは、下克上の準備を始めました。
 
まずはアタッシュケース、それと衣装ケース、そして固形スープの素。
 
おっといけねェ、マヨネーズを忘れるんじゃねぇぜ?
 
「ごめン忘れてた」とりあえずブラックマヨネーズを連れてきました。
 
「なんでボクらこんなトコに来なあかんのですか!」小杉が怒ります。
 
そこですかさず支店長は「ヒーハー!!」と叫びました。おめでとう!!支店長は
 
「言わせねぇよ!!?」我が家の誰かがBボタンを連打していました。
 
一週間後、会社にその熱意が伝わり、正式に辞令がおりました。
 
白船の工員です。図面ひきながら1人でやれってさ!
 
あまりの面倒くささに自ら図面になりました。黒船内部です。
 
自分のことのように内部がわかるため、指示は完璧です。
 
指示は完璧ですが、部下が無能です。
 
そこへうさ子がちゃっかり社長に就任。なんやかんや好き勝手に経営し、
 
それが今のマイクロソフトになったそうな。

ユーティリティ

うさ子ログ新着

T-225
2014/09/24
T-224
2014/09/24
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2012/05/31
T-222
2012/05/30
T-221
2012/05/29